日本共産党嶺南地区委員会 > しんぶん赤旗 > 韓国 原発廃炉2基目・・月城1号機 原子力委が決定

韓国 原発廃炉2基目・・月城1号機 原子力委が決定

 韓国原子力安全委員会は12月24日、南東部・慶州にある月城原発1号機の廃炉を決定しました。古里原発1号機(釜山市)に次いで2基目となります。

 月城原発1号機は国内で2番目に古く、1983年に商業運転を開始。設計寿命は30年でした。しかし2015年に22年までの運転延長が決定しました。

 韓国メディアによると、運営会社「韓国水力原子力」は昨年6月、採算性の問題から早期の廃炉を決定。今年2月に原子力委に申請していました。

 同原発をめぐっては近隣住民が17年2月、同原発の運転継続を承認した決定は違法だとして原子力委を相手取り訴訟を起こしました。地裁では住民側が勝訴し、来年2月には控訴審判決が出る予定でした。17年5月には原子炉建屋のコンクリート壁に欠陥が見つかり発電が停止するなど事故が相次いでいました。

 文在寅(ムン・ジェイン)政権は就任直後の17年6月に、原発に頼らないエネルギー政策へ転換するとして脱原発を宣言。産業界や保守派は激しく反発しています。

 韓国には廃炉が決定した2基を含め、全24基の原発があります。(栗原千鶴)

(「しんぶん赤旗」2019年12月26日より転載)