東京電力福島第1原発事故で、3号機使用済み燃料プールからの核燃料取り出しに向けた作業が遅れ、目標としていた2018年1月の取り出し開始が困難となっていることが11月18日、東電への取材で分かりました。3号機プールの燃料
Articles by kyou yamamoto
原発廃炉「調査報道」の志
元NHKディレクター 戸崎賢二 最近、報道機関が独自に調査・取材する「調査報道」が、ジャーナリズムの任務の中核を担うものとして期待される機会が多い。 もちろん、「調査報道」と言っても、独自に調べたことを伝えればよいと
世界平均気温が1度上昇・・産業革命前より WMOが報告書
昨年の世界平均気温は初めて産業革命前よりも1度上昇し、5年平均気温も観測史上最高だった―。世界気象機関(WMO)が2011~15年の気候変動について分析した報告書を、モロッコのマラケシュで開かれている国連気候変動枠組み
仏原発依存で電力危機・・約3分の1を点検 停止へ
電力の4分の3を原発に依存するフランスで今冬、厳しい電力事情に迫られています。仏電力公社(EDF)の送電部門会社(RTE)はこのほど、同国にある58基の原発のうち、約3分の1の老朽化原発を安全点検のために停止することか
“COP22inマラケシュ” パリ協定 達成へ努力・・列国議会同盟 議員会議が採択/武田議員参加
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】 日本共産党の武田良介参院議員は11月13日、モロッコのマラケシュで開催された列国議会同盟(IPU)の議員会議に参加しました。各国でパリ協定の目標達成に努めるとした総括文書を採択しま
日本は最大石炭投資国・・米環境団体が報告書
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】米二ューヨークを拠点とする環境団体「天然資源保護協議会」と米非営利団体「オイル・チェンジ・インターナショナル」は11月14日、日本が今後、世界最大の石炭投融資国になるとの報告書を発表し
“COP22inマラケシュ”・・森林の保護強化を議論
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】 当地で開催中の国連気候変動枠組み条約第22回締約国会議(COP22)では、気候変動対策の一環として森林の保護・拡大の議論も活発に行われています。多くの国が森林保護を自国の温室効果ガ
島根原発 断層東端の説明・・規制委が求める
中国電力島根原発2号機(松江市)について原子力規制委員会はい11月11日、新規制基準への適合性審査の会合を開き、同原発への影響が大きい活断層「宍道(しんじ)断層」について、断層東端の説明を改めて求めました。 宍道断層
福島第1 トリチウム汚染水処分方法“タンク貯留検討は”
東京電力福島第1原発で、汚染水処理装置で除去できない高濃度のトリチウム(3重水素)の処分方法をめぐり、11月11日に開かれた国の汚染水処理対策委員会の小委員会で、委員から「トリチウムの半減期(12年)を待つとか、別の方
核実験再開 歯止めなし・・日印政府 原子力協定に署名
安倍音三首相は11月11日夜、インドのモディ首相と首相官邸で会談し、両政府は日本からインドヘの原発輸出(核物質、資機材、設備・技術)を可能にする原子力協定に署名しました。 日本が核不拡散条約(NPT非加盟国と原子力協
福島原発1号機 カバーパネル解体
東京電力は11月10日、廃炉作業を進めている福島第1原発について、1号機を覆うカバーパネルの解体工事が完了したと発表しました。水素爆発で破損した建屋にある使用済み燃料プールから核燃料を取り出すために、周辺のがれきを撤去
放射性ナトリウム760トン・・もんじゅ廃炉で処分難題 原子力機構
政府が廃炉を含めた抜本的な見直しを進めている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)で、配管などに残っている放射性物質を含むナトリウムが約760トンに上ることがこのほど、原子力機構への取材で分かり
“福島に生きる”憲法大好き人間・・いわき市民訴訟原告団世話人 佐藤光義さん(80)
「人生最後のたたかい。負けるわけにはいかない」。いわき市民訴訟原告団世話人の佐藤光義さん(80)は、最高裁までたたかい敗訴した40年前の福島原発建設差し止め訴訟の雪辱をはたすことを誓っています。 ■英語教師38年間
再稼働・福島切り捨て政治ノー・・13日にふくしま集会
原発再稼働と福島切り捨て政治ノーを高く掲げた「国と東京電力は責任を果たせ! 11・13ふくしま集会」が11月13日、福島市飯坂町のパルセいいざかで開かれます。ふくしま復興共同センター(代表委員・斎藤富春県労連議長)が主
地元の怒りの声・・玄海原発、規制「適合」
原子力規制委員会が11月9日、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)を新規制基準に適合すると認める審査書案をまとめたことに、原発が立地する同県では怒りの声が上がっています。 安全とはいえない 日本共産党の藤浦皓玄
原発半径30キロ圏・・離島17、避難に課題/退避施設未整備も
原子力規制委員会は11月9日、九州電力玄海原発3、4号機(佐賀県玄海町)が新規制基準を満たすと判断し、事実上の合格証に当たる審査書案をまとめました。玄界灘に面した同原発は、重大事故に備え住民の避難計画が必要な半径30キ
独CO2削減目標・・30年までに55% 50年までに95%
ドイツ政府は11月7日、これまでの二酸化炭素(CO2)削減目標を大きく上回る「2050年までの気候変動対策計画」で一致しました。ロイター通信やドイツ・メディアが報じました。モロッコのマラケシュでは国連気候変動枠組み条約
OECD 気候資金から石炭投融資除外・・日本の遅れ鮮明に
【マラケシュ(モロッコ)=島崎桂】温暖化対策での途上国支援に向け、先進国が2020年までに年1000億ドル(約10兆円)の資金拠出を目指す中、経済協力開発機構(OECD)が石炭関連への投融資を気候変動対策資金(気候資金
核開発 後押しやめよ・・日印原力協定反対/市民団体が集会
インドヘの原発など日本の核技術の輸出を可能にする「日印原子力協定」に両政府が今月にも署名するとの報道を受け、反対する市民らでつくる「日印原子力協定阻止キャンペーン2016」が11月7日、国会内で集会を開きました。インド
東京福島第1原発・・この一週間
■1日 原子炉の冷却などに使うために汚染水から塩分を取り除く淡水化装置のタンクから、約3トンがあふれ出ました。漏れた汚染水に含まれる放射性物質の濃度は、全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が1リット