日本原燃は8月7日、原発から出る低レベル放射性廃棄物を受け入れる同社の埋設センター(青森県六ヶ所村)に運び込まれた廃棄物のうち、電力4社からのドラム缶約4300本について、搬出時の放射能計測が誤っていた可能性があると発
Articles by kyou yamamoto
エネルギー基本計画審議会・・原発推進の委員並ぶ“きょう初会合”
エネルギー基本計画の見直しを議論する審議会「総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」が8月9日に開かれます。市民団体などは、前回の策定に至る議論で民意が反映されにくい委員構成だったなどとして、可能な限り市民に参加の道を
『資本論』刊行150年に寄せて 不破哲三⑨・・マルクスの未来社会論(1)/未来社会論をめぐるレーニンの誤解をただす
次は、資本主義社会と交代する次の社会の問題です。マルクスは、『資本論』で、未来社会のどのような展望をしめしたのでしょうか。 未来社会論が百年以上も見落とされてきた マルクスが、未来社会を、「発達の場」である「自由な時
『資本論』刊行150年に寄せて 不破哲三⑧・・資本主義は人類史の過渡的一段階(3)/自由と民主主義の旗
民主主義の政治体制が可能に マルクスは、『資本論』にいたる最初の草稿のなかで、資本主義を奴隷制・農奴制などの以前の搾取制度とくらべて、個人の「人格的独立性」が承認されたところに質的な最大の違いがあることを強調しました。
『資本論』刊行150年に寄せて 不破哲三⑦・・資本主義は人類史の過渡的一段階(2)/「世界市場」の形成
ヨーロッパが世界の「片隅」になる マルクスが資本主義の歴史的功績としてしばしば強調するのは、この経済体制がはじめて世界市場をつくりだした、ということです。 『資本論』のずっと以前のことですが、たいへん印象的なマルクス
地下水位が一時急低下・・福島第1 汚染水漏れの恐れ
東京電力は8月3日、福島第1原発4号機の近くにある地下水くみ上げ用の井戸の水位が急低下し、原子炉建屋の地下に滞留する高濃度汚染水の水位より低くなったと発表しました。水位の逆転は、汚染水が外に漏れ出す恐れがある異常事態で
伊方・運転差し止め却下決定・・住民が即時抗告 高松高裁
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転を差し止めるよう愛媛県内の住民が申し立てた仮処分で、住民側の10人が8月4日、申し立てを却下した松山地裁決定を不服として高松高裁に即時抗告しました。 愛媛県庁で開いた記者会
格納容器底部のデブリ回収先行・・福島第1計画案
東京電力福島第1原発事故で、溶け落ちた核燃料(デブリ)を1~3号機の原子炉内から回収する作業について、廃炉作業を支援する原子力損害賠償・廃炉等支援機構は7月31日、格納容器の底にたまったデブリから先行するとした計画案を
米で原発建設を中止・・WH受注工事遅れ、費用膨張 & 仏原子炉事業に19・5%を出資へ 三菱重工
米で原発建設を中止・・WH受注工事遅れ、費用膨張 【ニューヨークに時事】米スキャナ電力は7月31日、東芝の米原発子会社で経営破綻したウェスチングハウス(WH)に発注した原発2基の建設工事を中止すると発表しました。工事の
原発なくせ 民意示す場・・活動継続へ支援呼びかけ
首都圏反原発連合 ミサオ・レッドウルフさんインタビュー 首都圏反原発連合(反原連)の首相官邸前抗議は、5年を超えて続けられ、原発ゼロを求める世論を可視化し続けてきました。市民が国会前、首相官邸前で声をあげる道も切り開い
南相馬 柳美里が出会う㉖・・我が家を訪ねてくる人々
引っ越しました。 搬入日は7月2日。もうすぐ1ヵ月になるのですが、ようやく運び込んだ荷物が家に納まりつつあるという感じで、窓にカーテンを取り付けたのは、昨日のことです。 段ボールの中に残っているのは、主にわたしの蔵
島根原 発活断層1・5倍・・39キロに延長 沖合連動見極めへ
中国電力島根原発2号機(松江市)の再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査会合が7月28日開かれました。中国電は、焦点になっている原発の南側にある活断層「宍道(しんじ)断層」の長さを、これまでの1・5倍の39キロに見直
東電福島第1原発 この1週間
■27日 高エネルギー宇宙線を利用して3号機内部を透視する調査の中間報告を東京電力が発表。原子炉圧力容器内部には、溶け落ちた核燃料(デブリ)の一部が残存している可能性はあるものの、大きな高密度物質の存在は確認できなかった
規制委員長が聞き取り調査・・新潟・柏崎刈羽原発
原子力規制委員会の田中俊一委員長は7月27日、再稼働の前提となる審査が終盤を迎えている東京電力柏崎刈羽原発(新潟県柏崎市、刈羽村)を訪れ、設楽親所長から聞き取り調査を行いました。 所長や作業員らの職場環境や意識を直接
原発運転延長の申請期間・・規制委、緩和案を示す & 規制委 工程概略異論出ず・・もんじゅ燃料取り出し
原発運転延長の申請期間・・規制委、緩和案を示す 原子力規制委員会は7月26日、原発の運転期間を原則の40年を超えて20年までの延長を認める制度の申請を、これまでより早い時期から提出できるようにする規則の変更案を了承し、
老朽原発に交付金加算・・5自治体に27億円 廃炉へ逆行
運転開始から40年超の老朽原発を抱える福井県美浜町など5市町に、電源立地地域対策交付金の加算分として2016年度までに計27億円か交付されたことが7月25日までに、立地自治体などへの取材で分かりました。交付金は40年を
上部にも同じ形のデブリか・・福島第1 3号機内部の動画公開/東電
東京電力は7月24日、福島第1原発3号機の水中ロボットによる格納容器内部調査(19~22日)で、溶け落ちた核燃料(デブリ)とみられるかたまりがあった箇所のほぼ上にある構造物にも、同様の付着物が確認できたと明らかにしまし
原発作業員と交流・・楢葉町で浜通り復興のつどい & 福島第1原発3号機の内部調査・・底部でもデブリ多数確認か
原発作業員と交流・・楢葉町で浜通り復興のつどい 福島 東京電力がおこした福島第1原発過酷事故から6年4ヵ月、原発立地の双葉郡楢葉(ならは)町で7月23日、第1回浜通り復興のつどいが開かれました。つどいは、廃炉・除染で働く
「原子力は必要」閣議決定・・原子力委 撤退意見採用せず
政府は7月21日、「適切な原子力利用は必要である」などとする原子力委員会(岡芳明委員長)がまとめた「原子力利用に関する基本的な考え方」を閣議決定しました。政府として「考え方」を「尊重する」といいます。 原発を「重要な
避難計画など懸念・・福井 大飯原発 町民説明会
関西電力大飯原発3、4号機の再稼働に同意するか立地自治体としての判断が問われている福井県おおい町で7月20日、町民説明会が開かれ約190人が参加しました。質疑応答では、増え続ける使用済み核燃料の対策や原発事故時の避難計