首都圏反原発連合(反原連)は6月29日、首相官邸前抗議を行いました。東京電力はこの日、東通(ひがしどおり)原発(青森県)の建設再開にむけた地質調査に着手すると発表。参加者からは「事故が起きたら取り返しがつかないという福島原発事故の教訓を忘れたのか」などの声があがりました。
千葉県市川市の中村喜美子さん(68)は「また原発をつくるなんてとんでもない。このまま原発を動かし続けたら、またどんな深刻な事故が起きるか分からない。命よりも利益なのでしょうか。みなさんと一緒に行勤し続け、原発を進める安倍政権にはっきり”ノー”を突きつけたい」と語りました。
この日は、650人(主催者発表)が参加しました。日本共産党の岩渕友参院議員が国会正門前で、野党4党が共同提出した「原発ゼロ基本法案」成立と原発ゼロの日本の実現へ全力を尽くすと訴えました。
(「しんぶん赤旗」2018年6月30日より転載)