原子力規制委員会は5月15日の定例会合で、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の運転再開準備の中止指示を命令することを決めました。原子力機構が目指すとしてきた今年度内の運転再開は不可能な状況とな
原発
高速増殖炉もんじゅ 廃炉しかない・・停止命令で済まない数々の危険
原子力規制委員会は5月15日の定例会合で、日本原子力研究開発機構(原子力機構)の高速増殖炉「もんじゅ」の運転再開停止を命令することを決めました。1万件近い機器の点検を怠っていたことが発覚したのを受けたものですが、もんじゅ
静岡 浜岡原発は廃炉に・・運転停止から2年 市民ら中部電・県に要請
中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の全原子炉が運転停止となって2年の5月14日、中電や県に対しての浜岡原発廃炉要請行動などが行われました。 主催は「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会」(原発なくす静岡の会)な
原発「稼働ゼロ」米が妨げ・・原発㊤/日米従属経済
一昨年(2011年)の東京電力福島原発事故を受け、「原発ゼロ」を切望する声が国内外で高まっています。しかし、日本が「原発ゼロ」へ向かうことを、米国が根底で妨げています。 「エネルギー安全保障の観点から、原子力重視の姿勢を
福島・東電は慰謝料増額を・・浪江7300人申し立て 今月下旬
東京電力福島第1原発事故で精神的苦痛を受け続けているとして、福島県浪江町の住民約7300人が東電に慰謝料の増額などを求め、裁判外の紛争解決手続き(ADR)を行う原子力損害賠償紛争解決センターに今月下旬、和解の仲介を申し立
福島原発 地下水放出 結論持ち越し・・県漁連 風評被害を懸念
福島県漁業協同組合連合会(県漁連)は5月13日、同県いわき市で県漁協組合長会議を開き、東京電力が福島第1原発の汚染水増加対策として敷地内で地下水をくみ上げ、海に放出する計画について協議しました。地下水は原子炉建屋で放射性
もんじゅ再開中止指示へ・・規制委 管理体制問題を重視/市田氏 廃炉強調
多数の機器で点検時期の超過が見つかった日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、原子力規制委員会は5月13日までに、未点検機器の整備などが完了するまで、運転再開に向けた準備を進めないよう指示
ご当地電力サミット 太陽光・小水力・地熱・温泉熱・・中小企業経営者ら交流
経済界からも脱原発・再生可能エネルギーを推進しよう−。そんな考えで昨年(2012年)3月に設立した「エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議」(鈴木悌介世話役代表)。5月11日に東京都内で総会・全国ご当地電力サミ
原発ゼロの日本を・・第2回大震災・原発事故シンポ
笠井議員が発言 「第2回大震災・原発事故シンポジウム~今私たちは何をすべきか」が5月12日、茨城県つくば市で開かれ、80人が参加しました。主催は、「平和と民主主義に根ざした研究を考える会」(筑波研究学園都市革新懇)。 日
福島第1原発 事故原因解明へ 規制委が検討開始・・2年経過多くの未解決問題
東京電力福島第1原発事故の原因究明をおこなうための検討会を原子力規制委員会は先月から、開始しました。今後は月1回程度開催するとしています。 現場検証は困難 これまでに、政府や国会、東電などが事故調査の報告書をまとめていま
東電下請けに改善命令・・長崎労働局 違法な二重派遣
厚生労働省長崎労働局は、東電福島第1原発事故の緊急作業で作業員を雇用した長崎県内の5次下請けのM工業と、同県内のYエンジニアリングなどに対し、二重派遣であり職安法違反を認定。これら供給元に対し2カ月を期限に是正報告書の提
福島第1 1号機電源喪失・・東電「電線が先」
東京電力は5月10日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)事故で1号機の交流電源が喪失したのは電線が機能喪失したためで、その時点では非常用ディーゼル発電機は動いていたとみられると発表しました。異常が発生したときに記録され
中間貯蔵施設 大熊町で調査・・17日から環境省
東日本大震災・東京電力福島第1原発事故から2年2カ月。全町民が福島県内や県外で避難生活していた浪江町。日本共産党のいわぶち友参院選福島選挙区予定候補らは5月9日、馬場いさお町議の案内で4月1日に放射線量によって帰還困難、
「3断層の連動」考慮を・・大飯原発評価会合 規制委が指摘
国内で唯一稼働している関西電力大飯原発(福井県おおい町)3、4号機が新規制基準案の地震・津波対策に適合しているかどうかを確認する原子力規制委員会の評価会合が5月10日開かれました。 規制委は、大飯原発の敷地・敷地周辺の3
東通 活断層の可能性・・原子力規制委の評価書案
東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県東通村)敷地内の破砕帯(断層)が活断層である可能性が高いと指摘されている問題で、原子力規制委員会の専門家の調査チームが5月9日、評価書案(たたき台)を検討しました。たたき台は「敷地
敦賀原発の活断層・・規制委委員長 「すぐに集約」
敷地内に活断層がある可能性が指摘されている日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)について、原子力規制委員会の田中俊一委員長は5月8日、「専門家会合で評価がまとまった場合、規制委は見解を遅滞なく集約する」とのコメントを発表
汚染水移送で高線量・・福島第1の地上タンク計画 東電発表
東京電力は5月7日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の南側にあるG6エリアと呼ばれる場所に設置を進めているタンクに地下貯水槽の放射能汚染水を移送する計画について、汚染水をタンクに入れると、周辺の放射線量が高くなり、敷
敦賀原発、活断層の可能性 来週にも評価書に・・規制委
日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)の敷地内の破砕帯(断層)に関する原子力規制委員会の専門家会合が5月15日にも、活断層の可能性が高いとする評価書を取りまとめる見通しです。 規制委の田中俊一委員長は8日の会見で、評価書
被ばく無視 “避難民戻せ”、維新が極端発言・・核武装の議論を、敵基地攻撃も
「日本維新の会」の国会議員から、原発や核兵器をめぐって危険な発言が相次いで飛び出しています。 「でたらめな推定によって設定された帰還制限区域、居住制限区域は直ちに廃止して、避難民を帰郷させる。これが科学的に唯一、正しい行
安倍首相“原発セールスマン”・・反省なき原発輸出行脚
「反省なき原発輸出行脚」「トップセールス歓迎メーカー」−。5月4日付各紙にこんな見出しが躍りました。 ○…安倍晋三首相は、3日までの中東歴訪で、日本の原発を各国に売り込んで歩きました。トルコとアラブ首長国連邦で、原発輸出