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労災認定求め 原告口頭弁論・・原発労働裁判

原発内の作業で高い放射線を浴び心筋梗塞を発症したとして梅田隆亮さん(78)=福岡市=が昨年(2012年)2月に国に労災認定を求めて起こした訴訟の第6回口頭弁論が17日、福岡地裁(山口浩司裁判長)でありました。

意見陳述した原告代理人の岡部史卓弁護士は「適正な放射線管理が行われていない。梅田さんが働いた現場の状況を踏まえるべきだ」と述べ、国が低く見積もっている梅田さんの被ばく線量を見直すよう主張。弁護団は、当時の作業員が規定線量値を超えないよう計測器を着用していなかったことを示す資料を提出しました。

梅田さんは1979年に中国電力島根原発(松江市)と日本原子力発電敦賀原発(福井県敦賀市)の炉心に近い高線量の場所で足場取り付けなどを行い、2000年に心筋梗塞を発症。08年に労災申請したものの、松江労働基準監督署は却下しました。

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