東京電力福島第1原発事故を受け、福島県が当時18歳以下の県民を対象に実施している甲状腺検査で、県は25日、4月から実施している2巡目の調査で4人が甲状腺がんの疑いと診断されたことを明らかにしました。4人は事故直後から始
原発
川内原発 動かすな 反原連・・九電東京支社前で抗議
国民世論を無視した九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働は許さないと24日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、東京都千代田区にある九州電力東京支社前で抗議行動を行いました。約200人(主催者発表)が参
原発推進の優遇策盛る ・・経産省審議会が中間整理案
国の原子力政策の方向性を議論している経済産業省の審議会「原子力小委員会」は12月24日、中間整理案をまとめました。 同審議会は、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけて原発を将来にわたって使い続けるとする安倍政権
「川内原発 火山審査―何が問題か」(下)被害直視して想定を・・静岡大 小山真人教授(火山学)に聞く
―破局的噴火より一回り規模の小さい、噴出物量が10〜100立方キロ程度の噴火(火山爆発指数で6)の影響評価について九州電力は、川内原発での降灰量を最大で15センチと評価しています。その場合、フィルターの設置などの対策で
核燃料の移動を完了 1〜3号機は見通し立たず・・福島第1原発4号機プール
東京電力は12月22日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プール内にあった燃料1535体の移動作業を完了したと発表しました。放射線量が高い環境のなか、作業にはのべ約15万人が参加し、事故発生から3年9ヵ月あまりという長
原発も核兵器もゼロに・・クリスマスパレード 神 戸
「核兵器廃絶」と「原発ゼロ」を訴えるクリスマスパレードが23日夕、神戸市の繁華街で行われました。主催は「原発ゼロ!核兵器ゼロ!ZEROこねっと」。姫路市から参加した青年などを含めて約40人が、「高浜原発再稼
「川内原発 火山審査―何が問題か」(中)規則性は見かけ上・・静岡大 小山真人教授(火山学)に聞く
誤差を考えず 小山 九州電力の議論には、噴火年代と噴出量の誤差が考慮されておらず、階段図の噴出量が500立方キロ程度にそろっていることも不自然です。特に、噴出量は誤差が大きく、推定の仕方によってかなり差が出るのです。ど
東通原発「活断層否定できず」 ・・規制委調査チームが再評価書案
東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県東通村)敷地内の断層について、原子力規制委員会の調査チームは12月22日、活断層を否定する東北電の主張には「十分なデータが示されていない」などとして、活断層の存在を否定できないと
“福島に生きる”悔しさを晴らしたい・・浪江町から大玉村に避難 池田進さん(68)
福島県浪江町から大玉村に避難している池田進さん(68)は、国と東京電力に「悔しさ」を感じています。復興政策が迷走しているからです。 高校卒業後、東京・大田区にあった自動車整備工場で働きました。その後、埼玉県川口市など
「子に本当の安心・安全を」・・「福島原発かながわ訴訟」4次提訴
東京電力福島第1原発事故で福島県から神奈川県などに避難してきた被災者が、国と東電を相手に損害賠償を求める「福島原発かながわ訴訟」の第4次集団提訴が12月22日、横浜地裁でありました。 今回提訴したのは26世帯81人(
福島・南相馬 避難勧奨解除へ・・28日 最後の152世帯
東京電力福島第1原発事故の影響で放射線量が局地的に高い「特定避難勧奨地点」について、政府の原子力災害現地対策本部は12月21日、最後まで残った福島県南相馬市の142地点152世帯の指定解除を12月28日に行う方針を決め
「川内原発 火山審査—何が問題か」(上) あいまいで恣意的になる・・静岡大学 小山真人教授(火山学)に聞く
全国の原発再稼働の突破口として再稼働の手続きがすすめられている九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)への火山の影響が、懸念されています。規制基準に「適合した」とお墨付きを与えた原子力規制委員会
原発推進に拍車・・「再稼働ありき」の政策転換を
九州電力川内(せんだい)原発に続く関西電力高浜原発での再稼働への動き、まだ建設中の電源開発大間(おおま)原発の規制委への審査申請、原発の運転を前提にした再生可能エネルギーの買い上げ制約…。原発をめぐる動きが活発です。共
4号機燃料 取り出し終了・・福島第1原発 & 汚染水トレンチ埋め立て4号機も
東京電力は12月20日、福島第1原発4号機使用済み燃料プールからの核燃料1533体の取り出し作業をおおむね終えました。東電は同日行われた最後の4体の取り出し作業を報道陣に公開しました。 公開されたのは、4号機原子炉建
目立つ日本の遅れ・・COP20温室効果ガス削減、新協定へ 土台つくる
【リマ=島田峰隆】南米ペルーのリマで12月1日から2週間にわたり開かれた国連気候変動枠組み条約第20回締約国会議(COP20)は、課題を残しつつも、2020年以降の温室効果ガス削減の新しい国際協定の土台を
地震動予測地図を公表・・今後30年の震度6弱超 太平洋側で高い傾向
政府の地震調査委員会は12月19日、今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を示した「全国地震動予測地図」の2014年版を公表しました。東日本大震災の巨大地震を想定できなかった反省から時間をかけて評価法を改良。
南相馬344人 東電を提訴・・慰謝料増額など請求 & 低レベル廃棄物 検討会の設置案・・規制委押し返す
東京電力福島第1原発事故で避難指示区域に指定された福島県南相馬市小高区の住民ら344人が12月19日、東電を相手に慰謝料の増額などを求めて東京地裁に提訴しました。 訴状によると、住民側は①故郷を失った慰謝料として1人
高浜再稼働に反対・・官邸前行動 怒りの声
首都圏反原発連合(反原連)は12月19日、首相官邸前抗議行動を行いました。九州電力川内原発に続き、関西電力高浜原発3、4号機についても、原子力規制委員会が再稼働の前提となる審査書案をだしたことに対し、1600人(主催者
水漏れ 手順書に誤り・・福島第1原発 東電、現場確認せず
福島第1原発の高濃度放射能汚染水を処理した水のタンクヘの移送中に、誤ってタンクにつながっていない配管に水が送られ、配管の先から水が漏れた事故で、東京電力は12月18日、作業手順書をつくる際に図面を読み間違えたことが原因
再生エネ 発電抑制期間を拡大・・買い取り制度見直し案を了承
経済産業省は12月18日、有識者の新エネルギー小委員会で、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度の見直し案を提示し、大筋了承されました。 原発の再稼働が見直し案の前提になっています。原発推進に依存することで再生可能