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原発事故過去の話でない・・福島復興を考えるシンポ

 「ふくしま復興を考える県民シンポジウム2015」が3月15日、福島市内で聞かれました。福島県・福島大学の主催(共催・日本赤十字社)。

 内堀雅雄県知事が基調報告で、4年たっても11万9000人が避難生活を続けている県の実態を報告し「福島の原子力災害は過去の話ではなく現在と未来の話」と強調。「まだ課題は大きい。しかし難しい課題にも挑戦し続けていくことが、福島復興への道です」と呼びかけました。

 国連防災世界会議に関連して、国際赤十字・赤新月社連盟のウォルター・コッテ事務次長と、マーティン・クロットマイヤー原子力災害対策上級担当官が「原子力災害と向きあう 福島の復興と防災のレジリエンス」と題して特別講演。福島テレビのアナウンサーが復興の情勢についで報告しました。

 パネルディスカッションでは7人のパネリストが地域の復興と、暮らしと生活の復興について「震災による物理的な損害は少なく済んだ地域でも、産業は大きな打撃を受けている」[避難区域に帰還した住民が暮らしていけるコミュニティーやサービスなどの環境づくりが必要」などと意見を交わしました。

(しんぶん赤旗2015年3月16日付けより転載)

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