上川陽子法務相は3月17日の参院予算委員会で、福島原発事故によって避難を余儀なくされたためにうつ状態になり自殺した女性=当時58歳=について、「原発事故と死亡に相当因果関係があると認められた」とする認識を示しました。新党改革の荒井広幸議員への答弁。
法務省担当者は「(原発事故で居住地が)計画的避難区域になり、それまで生活していた場所で生活できなくなり、強度のストレスでうつ状態に至らしめた」と述べました。
安倍晋三首相は「厳しい生活を余儀なくされている方がいるのは遺憾だ」と述べるにとどまりました。
(「しんぶん赤旗」2015年3月19日より転載)