青森県大間町に建設中の大間原発について、北海道の函館市(工藤寿樹市長)が国と事業者の電源開発(Jパワー)を相手に建設差し止めを求めた訴訟の第5回口頭弁論が7月7日、東京地裁でありました。 この日の弁論では、原告弁護団
原発
川内1号機の審査終了まで・・再稼働中止を要請/住民団体
原子力規制を監視する市民の会、川内(せんだい)原発30キロ圏住民ネットワークの2団体は7月6日、再稼働準備が進められている九州電力川内原発1号機(鹿児島県)の高経年化(老朽化)対策の審査に関する要請書を原子力規制委員会
旧動燃差別正せ・・水戸地裁 職員4人が提訴
核燃料サイクル開発機構(旧動燃)の人事労務政策で不当差別を受けてきた職員が7月6日、組織統合で発足した日本原子力研究開発機構(原子力機構、児玉敏雄理事長)を相手取り、賃金差別相当額総額1億1000万円余の支払いと差別是
COP21まで5カ月・・主要排出国が削減目標/日本の遅れ際立つ
【ワシントン=島田峰隆】(2015年)11~12月にパリで開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)まで5カ月を切りました。温室効果ガスの主要排出国は、国連への削減目標案の提出や2国間合意などで会議
揺らぐ原発の競争力・・21世紀政策研究所 割高な買取制度提案
今年の電力9社の株主総会で、各社のトップがそろって早期の原発再稼働を明言しました。 北陸電力の金井豊社長が「(志賀原発は)安定供給の要であり、競争力の源泉」と語ったように、理由は決まって原発の市場競争力です。同原発の
楢葉町避難指示 9月5日解除へ・・政府が方針伝達
政府は7月6日、東京電力福島第1原発事故の影響で、ほぼ全域が避難指示区域に指定されている福島県楢葉町について、9月5日に避難指示を解除する方針を町側に伝えました。 6日午後、高木陽介経済産業副大臣らが同町を訪れ、松本
未知の問題に挑む研究者・・福島 低線量被ばくを追って
福島第1原発事故がもたらした低線量被ばくの影響を究明しようと、取り組む人々がいます。NHKテレビ「生命に何が起きているのか〜阿武隈山地・科学者たちの挑戦」(2015年1月6日NHK仙台放送局が放送)は、その活動に3年間
南相馬 柳美里が出会う ②・・人と土地との信頼関係
南相馬に引っ越して3週間が過ぎた4月24日の夕方のことです。 自転車で買い物から帰ると、玄関に白いチョークで×印がしてありました。 慌てて買ったものを冷蔵庫に入れて、家の周りを調べてみると、庭の各所にも×印がありま
“福島に生きる”自分しかできない発信・・NPT再検討会議にコスプレアピール 庄司正樹さん(27)
「『オー! ジャニーズメイドさん』と振り向いてくれるのかなと期待したのですが、声はかかりませんでした」。4月27日から5月22日までニューヨークの国連本部で開催された核不拡散条約(NPT)再検討会議に参加した福島県原水
夏の「節電」期間・・原発ゼロでも電力賄えている
夏と冬の電力の需要が増える時期に、政府が企業や家庭に節電を呼びかける節電要請期間が、今年の夏も始まっています。7月から9月までの3カ月間、沖縄電力管内を除く全国で、平日の日中、無理のない範囲で節電を呼びかけるというもの
「原因特定できず」・・東電 汚染水流出で報告書
東京電力は7月3日、福島第1原発で海へつながる排水路を高濃度の放射能汚染水が流れたことを示す警報が2月に発生した問題で、「原因は特定できなかった」とする報告書を原子力規制委員会に提出しました。 流出事故は2月22日に
関電と規制委で意見相違・・地震想定 美浜原発の審査
原子力規制委員会から、新規制基準への適合性審査で耐震設計の基本となる地震想定(基準地震動)を8月末までに確定することを求められている関西電力美浜原発(福井県美浜町)の審査会合が7月3日、開かれました。 周辺で発生する
福島第1汚染処理水 海洋放出の合意・・待てない場面も/政府担当者 & 川内原発、7日燃料挿入
東京電力福島第1原発で放射能汚染水の増加を抑制するために建屋周囲の井戸(サブドレン)などから汚染した地下水をくみ上げて処理した後に海に放出するという東電の計画に、漁業関係者ら地元の理解が得られていない状況について、政府
美浜原発 評価書案の「活断層でない」に修正要求相次ぐ・・「活断層ではないという結論が独り歩き」している
関西電力美浜原発(福井県美浜町)の原子炉直下などを通る敷地内の断層について、原子力規制委員会の専門家チームが“活断層ではない可能性が高い”とする評価書案を第三者の視点から確認するため、他の専門家の意見を聞く規制委会合が
温暖化国際交渉の今・・環境団体が報告会
(2015年)年末に開かれる国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に向けた準備会合が6月、ドイツ・ボンで開かれ、参加した環境NGOネットワーク、CAN−−Japanが7月2日、東京都内で報告会を開きまし
原発労働者の実態深刻・・「全国連絡会」が学習会開く
原発をなくす全国連絡会は6月30日、東京都内で、「労働者から見た原発事故〜実態と改善の課題〜」と題して学習会を開きました。 講師の日本共産党の福島県いわき市議、渡辺博之さんが、東京電力福島第1原発で作業員が死亡する事
美浜3号機 「8月中に地震想定必要」・・規制委 審査打ち切りを示唆
原子力規制委員会の田中俊一委員長は7月1日、運転開始から約40年を迎え、20年の延長を検討している老朽原発・関西電力美浜原発3号機(福井県)について、耐震設計の基本となる地震想定(基準地震動)が8月末までに大筋で確定し
中国電力 機器の検査報告書偽造・・島根原発 低レベル廃棄物処理で
中国電力は6月30日、島根原発(松江市)で低レベル放射性廃棄物を固める際、使用する水量を量る機器の検査記録報告書に偽造があったと発表しました。外部への放射能漏れはないといいます。 中国電によると、偽造が見つかったのは
自殺、原発事故が原因・・福島地裁判決 原告「東電は謝罪を」
東京電力福島第1原発事故による避難生活を苦に自殺した福島県浪江町の五十崎喜一さん=当時(67)=の妻栄子さん(66)ら遺族3人が東電に約8700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が30日、福島地裁でありました。潮見直之裁
田村智子氏批判・・保安規定違反 次々 参院文科委
日本共産党の田村智子議員は6月30日の参院文教科学委員会で、日本原子力研究開発機構の研究を高速増殖炉「もんじゅ」に特化する放射線医学総合研究所法改定案について質問し、ずさんな管理運営が続くなかでも「もんじゅ」の運転再開