日本共産党の真島省三衆院議員は9月27日、長崎県雲仙市を訪れ、温泉の熱を利用した発電(温泉バイナリー発電)に取り組む「小浜温泉バイナリー発電所」を視察しました。
同発電所は、国と自治体、長崎大学、地域住民の共同で2013年に完成し、現在は洸陽電機(本社・神戸市)が事業者となって運営しています。
同社の担当者は、温泉水の熱でつくった熱水で沸点の低い液体を沸騰させ、発生した蒸気で発電機のタービンを回す仕組みについて説明し、「9月2日から売電をスタートさせました」と語りました。
地域で温泉バイナリー発電を推進する一般社団法人・小浜温泉エネルギーの佐々木裕事務局長からは、計画当初は住民による反対運動に直面する中で定期的な協議と話し合いを重ね、住民参加のもとで発電所の開設に至った経緯について説明を受けました。
真島氏は「エネルギーの地産地消に向けて地域の人々が主役になって取り組んでいる様子がよく分かりました」と感想を述べました。視察には、塩川鉄也、藤野保史両衆院議員の秘書も同行しました。
(「しんぶん赤旗」2015年9月28日より転載)