対談 原発事故10年(4) 元中央大学教授(核燃料化学) 舘野淳さん 元日本大学准教授(放射線防護学) 野口邦和さん

舘野 廃棄物出して問題先送り 野口 矛盾したエネルギー計画  ―原子力政策の破たんもみえてきました。  舘野淳・元中央大学教授(核燃料化学) 展望のなさが如実なのは核燃料サイクルです。使用済み核燃料はたまる、プルトニウム

東日本大震災・原発事故10年 被災者は 原発は いま・・みやぎ県民センター 小川事務局長に聞く

住宅再建へ国は先頭に  東日本大震災から10年を迎え、被災者の住宅再建の現状と課題について、「東日本大震災復旧・復興支援みやぎ県民センター」の小川静治事務局長に聞きました。(中川亮)  宮城県では、東日本大震災により全壊

東日本大震災・原発事故10年 運動の火 絶やさぬ・・原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員 伊東達也さん(79)

原発の危険訴え 電力企業・国家に立ち向かった半世紀  東京電力福島第1原発事故から10年。原発の建設当初からその危険性を訴えて来た人たちがいます。原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也さん(79)もその一

対談 原発事故10年(3) 元中央大学教授(核燃料化学) 舘野淳さん 元日本大学准教授(放射線防護学) 野口邦和さん

舘野 “先祖返り”する規制当局 野口 避難計画なく再稼働とは  ―廃炉の展望もみえないなかで、原発再稼働が進んでいます。  野口邦和・元日本大学准教授(放射線防護学) 事故当時、安全に最高の責任をもっていた内閣府原子力安

東日本大震災・原発事故10年 分断越え連帯したい・・福島県の避難指示区域外避難者 鴨下全生さん(18)

 2011年3月11日に起きた東日本大震災から10年。福島原発事故による避難者は、福島県の発表でも3万6000人以上といわれています。そんな中、避難指示区域外から東京に避難した鴨下全生(まつき)さん(18)は、今も原発事

きょうの潮流

 時の為政者の司令塔といえる官邸。その前を、覚醒した市民が異議ありと声をあげる、たたかいの特別な場所に変えました▼出発点は、首都圏反原発連合(反原連)が2012年から始めた金曜官邸前抗議です。掛け声も旧来型のシュプレヒコ

対談 原発事故10年(2)・・元中央大学教授(核燃料化学) 舘野淳さん 元日本大学准教授(放射線防護学) 野口邦和さん

野口 デブリ工法さえわからず 舘野 技術開発含め展望が必要  ―廃炉の道筋をどうみますか。  野口邦和・元日本大学准教授(放射線防護学) 政府や東京電力は、2041~51年に廃炉を終了すると言っています。しかし、これまで

福島に連帯 独市民デモ

 【ベルリン=桑野白馬】東京電力福島第1原発事故から10年を前にベルリンのブランデンブルク門前で6日、反原発を訴える集会が開かれました。ベルリン在住の日本人でつくる「サヨナラ・ニュークス・ベルリン」、ドイツの反核団体や自