原発・核燃料サイクル施設が集中する青森県。国からの「電源3法交付金」の適用をうけない青森県内の25市町村に寄付という形で注ぎ込まれてきた電力業界からの巨額の“原子力マネー”が、来年度から打ち切りの見通しとなり“原発マネー
しんぶん赤旗
震災2年6カ月 被災地は今 (3)・・ 被害地域で人口減少続く 集落がなくなる/支援足しても再建遠く
東日本大震災の被害から復興をめざすうえで大きな被害を受けた市町村が人口減少という事態に再建を阻まれています。その背景にあるのは、住宅、産業と雇用、医療などの再建の遅れです。いずれも一自治体で解決できる問題ではなく、国の本
汚染水「制御できていない」・・東電が説明
東京電力の山下和彦フエローは9月13日、福島県郡山市で開かれた民主党の東電福島第1原発対策本部会議で、同原発の汚染水漏れの現状について、「想定を超えてしまうことが起きているのが事実だ。今の状態はコントロールできていないと
トリチウム2万ベクレル検出・・2号機そばの井戸/協議会が汚染水で現地調査
東京電力は9月13日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機タービン建屋海側のすぐ近くに新たに設置した観測用井戸で11日に採取した水からトリチウム(3重水素)を1リットル当たり2万ベクレル検出したと発表しました。 こ
“正確な計測を”意見続出・・規制委 海洋モニタリング検討会
原子力規制委員会は9月13日、海洋モニタリングに関する検討会の初会合を開き、2013年度の海洋モニタリングの進め方を議論しました。 規制委の担当者が東京電力福島第1原発事故以降の海水と海底土に含まれる放射性物質の測定結果
何が「汚染水ブロック」か・・官邸前抗議行動/大飯止まる、原発ゼロに
東京電力福島第1原発の汚染水が深刻な事態になっているのに、「状況はコントロールされている」などといって、原発再稼働を急ぐ安倍晋三首相。9月13日、首都圏反原発連合(反原連)が首相官邸前で原発に反対する抗議行動を行い、全国
タンク北側井戸13万ベクレル・・福島第1 除染の水 外洋流出か
東京電力は9月13日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、大量の汚染水漏れがあったタンクの北側の観測用井戸で12日に採取した水から1リットル当たり13万ベクレルのトリチウム(3重水素)を検出したと発表しました。 この
福島に生きる 豊かな漁場、魚を取りたい・・相馬市の漁師 安達利郎さん(62)
「再稼働にお金をかけるのなら汚染水対策や廃炉にかけるべきだ」。福島県相馬市で15歳のときから漁にでてきた漁師の安達利郎さん(62)は、300トン以上の汚染水が海に流れ出していた問題が新たに浮上した東京電力福島第1原発事故
昨年3月以前の汚染水ダンク・・耐用年数の記載なし/残留水処理装置から水漏れ
東京電力福島第1原発で貯留タンクから大量の放射能汚染水が漏れた問題で、汚染水を保管しているタンクのうち昨年3月以前に設置したものは、仕様書に耐用年数が記載されていないことが9月12日明らかになりました。同日開かれた原子力
福島第1で9500ベクレル検出・・1号機海側の井戸から
東電発表 東京電力は9月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)1号機タービン建屋海側に新しく設置した観測用井戸で11日に採取した水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ)を1リットル当たり9
原発コストは高い・・金子勝氏講演″福島に心寄せる″
″原発は安い″などと再びメディアで流されるなか、改めて原発のコストを考えようと慶応大学の金子勝教授の講演会が9月10日、東京都内で開かれました。主催は環境団体や個人が参加するeシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現す
原発運転差し止め 原告2千人超える・・九州川内訴訟に追加提訴/賠償請求、群馬・神奈川でも
九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)の運転差し止めを国・九電に求めている「原発なくそう!九州川内訴訟」は9月11日、137人が鹿児島地裁に追加提訴しました。原告は、19都府県2095人となりました。 提訴後
大震災2年半 29万人避難・・原発事故収束せず
1万8500人以上の死者・行方不明者を出した東日本大震災は9月11日、発生から2年半となりました。岩手、宮城、福島3県などで被災した約29万人は今も避難生活が続きます。 宮城県気仙沼市では犠牲者を追悼する人の姿が見られま
震災2年6カ月 被災地は今 (2)・・ 生業再建めどない 国の支援もっと
「お客さんにおいしいと言ってもらえることが一番の喜びですね。いろんな方と新しいつながりができるのもうれしい」。こう話すのは、岩手県大船渡市の復興商店街「大船渡屋台村」で飲食店を営む男性(42)。2011年3月3日、念願の
再処理施設など 規制委新基準案・・重大事故対策義務づけ
原子力規制委員会は9月11日、核燃料加工施設や再処理施設などにも新たな重大事故対策などを義務づける新規制基準案と、原発や加工施設、再処理施設で今後実施される「安全性向上のための評価」に関する運用ガイド案などを了承しました
規制委員長が首相IOC発言擁護・・「コントロールは考え方の問題」/報道に責任転嫁
東京電力福島第1原発で放射能汚染水が海へ流出している問題で、原子力規制委員会の田中俊一委員長は9月11日の定例会見で、安倍首相が国際オリンピック委員会総会で「状況はコントロールされている」「影響は港湾内の範囲内で完全にブ
国基準超すトリチウム 福島第1原発 6万4000ベクレル・・漏れタンク北側の地下水/放出やめよ‥福島の女性が経産省要請
東京電力は9月11日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)でタンクから大量の汚染水が漏れた問題で、タンクの北側に設置した観測用井戸で10日に採取した水からトリチウム(3重水素)が1リットル当たり6万4000ベクレル検出さ
福島の小中生戻らず・・事故前に比べ8割減
福島県の沿岸部12市町村の公立小中学校42校中32校が避難区域外の仮校舎などで授業を再開していますが、児童・生徒は事故前に比べ8割減少しました。福島第1原発事故から2年半が過ぎ、避難先で親が職を見つけたり、子どもが転校先
震災2年6カ月 被災地は今 (1)・・ 医療支援打ち切りの宮城、受診控え広がる 年金2万 医療費1・7万円
未曽有の大災害となった東日本大震災から9月11日で2年6カ月を迎えました。しかし、いまだに約29万人もの被災者が、仮設住宅などでの避難生活を強いられ、生活再建への道は険しいままです。被災地・被災者の厳しい現状と、復興への
大震災2年半・・暮らしの土台支える政治こそ
東日本大震災から2年半を迎えました。復興への足取りは遅々として進まず、約29万人がいまも避難生活を強いられています。東京電力福島第1原発の汚染水漏れは、事故が制御できていない危機的状況にあることを浮き彫りにしています。