のベ4万人が東京・霞が関、国会議事堂一帯で「原発ゼロ」を訴えた「10・13　ノーニュークスデイ　原発ゼロ☆統一行動」（10月13日）。国会正門前で開かれた大集会では、原発の再稼働申請がおこなわれている地域の参加者が各地のとりくみについて語りました。

泊原発のある北海道の「Shut（シャット）泊」共同代表の小林善樹さんは、昨年（2012年）7月から道庁前で金曜行動を開始し、吹雪の日も大雨の日も行動を続けていると紹介しました。

大飯、高浜両原発などがある福井県からは、「反原発福井コラボレーション」の河合良信さんが登壇し、福井の金曜行動で毎週歌っている反原発ソングを披露。「全部廃炉、廃炉」の掛け声に参加者が「廃炉」と応じました。

柏崎刈羽原発のある新潟県の「原発からいのちとふるさとを守る県民の会」の金子貞男さんは、巻（まき）原発建設計画や柏崎刈羽原発のプルサーマル計画をやめさせた40年近いたたかいにふれ、「今ある原発（稼働）ゼロの状態は地元住民の長い地道なたたかいの結果だ」と語りました。

「再稼働一番手だといわれて、ちょっとあきらめる気持ちもありました」と言葉を詰まらせたのは、伊方原発のある愛媛県の「伊方原発をとめまっしょい☆若者連合」のアユム☆グリーンレモンさん。「（集会で）みなさんの気持ちを聞いて、（再稼働を）とめてやろう、という気持ちになりました」と明るい声に。「全国の原発とめまっしょい」と元気にコールしました。

玄海原発のある佐賀県からは、「原発なくそう！九州玄海訴訟」弁護士の稲村蓉子さんが発言。同訴訟に全都道府県の6751人が原告となっているとのべ、「原発を国策としてすすめてきた国に絶対に責任をとらせる」と力を込めました。

川内（せんだい）原発のある鹿児島県の「かごしま反原発連合」有志の松元成一さんは、日本で一番南にある川内原発で事故が起これば、放射能が偏西風に乗って日本列島を縦断すると告発しました。