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沖合1キロ セシウム検出・・福島第1原発 8月以降2回目

東京電力は10月22日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の敷地から1キロメートル沖合の港湾外で18日に採取した海水から放射性セシウムを検出したと発表しました。分析を始めた8月以降2回目で、今回は最高値になります。

安倍首相がいう「港湾内に完全にブロックされている」どころか、汚染が外洋に継続的に広がっている可能性があります。

海水を採取したのは「港湾口東側」と呼ばれる地点で、セシウム137を1リットル当たり1・6ベクレル検出しました。

この地点では8月14日に海水の分析を始め、10月まで検出限界値を下回っていましたが、8日に採取した海水からセシウム137を同1・4ベクレル検出しました。

同原発の岸壁からは、放射性物質に汚染された水が地下水に混入して海へ流出し続けています。また、汚染水漏れのあったタンクのそばを通り、外洋へつながる排水溝で、16日以降、高濃度の全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)が続いて検出されています。

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