関電また値上げ 業者悲鳴・・コンビニ店「年100万円の増」 加工業「機械更新、できない」

 原発再稼働の遅れを理由にした、関西電力の電気料金再値上げに、消費者や業者から悲鳴の声が上がっています。(笹川神由)  関西電力は12月24日、家庭向け電気料金の再値上げを経済産業省に申請しました。値上げ幅は平均10・2

“福島に生きる”原発ゼロ 悔いなき道・・生業訴訟原告団 県中支部世話人 岡田哲夫さん(61)

 「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!福島原発訴訟」原告団県中支部世話人の岡田哲夫さん(61)は郡山地方労働組合総連合事務局長です。昨年まで務めていた高校教師を定年退職し、組合活動に専念しています。  福島大学教育学部

津波検討「余計なことをするな」「余計なことをするとクビになるよ」・・ 保安院 上司から圧力 福島第1 政府事故調の調書公開

 東京電力福島第1原発事故で政府の事故調査・検証委員会が聴取した、旧経済産業省原子力安全・保安院や東電、福島県の佐藤雄平前知事ら関係者127人分の調書で、規制当局が原発推進のために津波対策を後回しにしてきた実態が改めて浮

海側トレンチ閉塞 一部流れ残る・・福島第1原発 & 断層の議論継続・・志賀原発

 東京電力は、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で行っている、高濃度の放射性汚染水がたまっている海側トレンチ(トンネル)の閉塞(へいそく)作業で、約2500立方メートルの汚染水が除去できた一方、一部トンネル部分に水の流

甲状腺がん疑い4人・・福島県の健康調査2巡目 & 東電への賠償金 地裁が請求棄却・・労災死訴訟

 東京電力福島第1原発事故を受け、福島県が当時18歳以下の県民を対象に実施している甲状腺検査で、県は25日、4月から実施している2巡目の調査で4人が甲状腺がんの疑いと診断されたことを明らかにしました。4人は事故直後から始

「川内原発 火山審査―何が問題か」(下)被害直視して想定を・・静岡大 小山真人教授(火山学)に聞く

 ―破局的噴火より一回り規模の小さい、噴出物量が10〜100立方キロ程度の噴火(火山爆発指数で6)の影響評価について九州電力は、川内原発での降灰量を最大で15センチと評価しています。その場合、フィルターの設置などの対策で

「川内原発 火山審査―何が問題か」(中)規則性は見かけ上・・静岡大 小山真人教授(火山学)に聞く

誤差を考えず  小山 九州電力の議論には、噴火年代と噴出量の誤差が考慮されておらず、階段図の噴出量が500立方キロ程度にそろっていることも不自然です。特に、噴出量は誤差が大きく、推定の仕方によってかなり差が出るのです。ど