原子力規制委員会は5月22日、九州電力川内原発2号機(鹿児島県)について、各設備や機器の設計内容を示した工事計画を認可しました。原発の新規制基準が施行されて以降、工事計画の認可は同原発1号機に続いて2基目。
規制委は昨年9月、川内1、2号機の設計の基本方針が新基準に適合していると判断。設備や機器の具体的な設計内容を示した工事計画が、基本方針に沿っているかどうか審査を進めてきました。
先に工事計画の認可を受けた1号機は、規制委の使用前検査を受けています。2号機の工事計画には、1号機の再稼働に必要な非常用発電機などの共用設備も含まれています。
川内1、2号機については、規制委が通常時の運転管理や事故時の対応手順などを定めた保安規定の審査を続けています。
(「しんぶん赤旗」2015年5月23日より転載)