原発回帰にかじを切った岸田文雄政権は、新たな原発建設を掲げるとともに、漁業者などとの約束を破り、福島第1原発の汚染水(ALPS処理水)の海洋放出を強行しました。 さらに、アメリカなどとともに世界の原発を2050年まで
Articles by kyou yamamoto
きょうの潮流
原子力規制委員会が新潟県に立地する東京電力柏崎刈羽原発の「運転禁止命令」を解除しました。解除決定と合わせ東電に対し、「運転を適格に遂行するに足りる技術的能力がないとする理由はない」という、原子力事業者としての適格性も認
原発事故避難者の2023年たたかい(下) 推進転換 安全な社会を 「原子力ムラ」いいなり批判
公害被害や中国残留孤児など人権裁判に長年関わってきた、福島原発被害弁護団共同代表の小野寺利孝弁護士は「ふるさとを奪われ新しい場所で生活することがどんなに大変か想像してほしい。被害者は『自分たちのような人を二度と出してく
茨城・東海村 原発事故の避難計画・・大名村議「実効性見えず」
茨城県東海村は27日、村防災会議で「原子力災害に備えた東海村住民避難計画」を決定し、ホームページで公表しました。 避難計画策定は、東海第2原発から半径30キロ圏内の14自治体に義務付けられ、東海村を含め6自治体となり
原発事故避難者の2023年たたかい(上) 屈したら再び被災起きる 最高裁は「国の責任を認めよ」
東京電力福島第1原発事故の教訓を投げ捨て、岸田文雄政権は原発回帰に大きくかじを切りました。原発被害者が国と東電に損害賠償を求めた原発避難者訴訟の原告や弁護士らは、最高裁で国の責任を認める判決を勝ち取るたたかいを続けてい
柏崎刈羽「運転禁止」解除・・規制委 東電「適格性」も確認
テロ対策上の問題が相次ぎ、事実上の運転禁止命令が出されている東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)について、原子力規制委員会は27日、命令の解除を正式決定しました。また、東電に事業主体としての「適格性」を認めた2017年の判断
原発事故 国の責任 否定・・東京訴訟控訴審 最高裁判決に追従
東京電力福島第1原発事故で福島県から東京都内などに避難した17世帯47人の住民が東電と国に計約6億3500万円の損害賠償を求めた東京訴訟第2陣の控訴審判決が26日、東京高裁(三角比呂裁判長)でありました。国の責任を認め
原発ゼロへ政治転換・・全国連絡会が運動交流
岸田政権が「次世代革新炉」開発や再稼働など原発推進への暴走を続けるなか、原発ゼロの日本をめざす運動の交流集会が23日、オンラインで行われました。主催は、全労連、全日本民主医療機関連合会などでつくる、原発をなくす全国連絡
原発避難千葉訴訟控訴審 国の責任認めず・・原告弁護団「最高裁多数意見コピペ」
東京電力福島第1原発事故で福島県から千葉県に避難した6世帯17人の住民が東電と国に計約2億4700万円の損害賠償を求めた千葉訴訟第2陣の控訴審判決が22日、東京高裁(土田昭彦裁判長)でありました。2019年の一審千葉地
柏崎刈羽原発 運転禁止解除か 「適格性」の判断 規制委に力なし 新潟大学名誉教授 立石雅昭さん
東京電力柏崎刈羽原発をめぐり原子力規制委員会が20日、運転禁止命令について27日に最終判断すると決めたことに、同原発の問題に詳しい立石雅昭・新潟大学名誉教授からコメントを寄せてもらいました。 規制委は2017年暮れ、
海洋放出・原発やめよ・・福島県農民連 東電・政府と交渉
福島県農民運動連合会は19日、参院議員会館で、東京電力福島第1原発事故による汚染水(アルプス処理水)の海洋放出中止、原発事故の損害賠償、原発の即時停止を政府、東電にただしました。 「私たちに向き合え」 福島県から70
原発進めた国に審判を・・いわき市民訴訟 最高裁に原告ら
東京電力福島第1原発事故で国の責任を求めて最高裁に上告している、いわき市民訴訟原告団らは15日、公正な判決を求めて団体・個人署名を最高裁に提出しました。これまでの署名と合わせ、団体署名は5274団体、個人署名は1万55
美浜・高浜原発訴訟 結審・・関電側、主張の整合性問われる
関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)の運転禁止仮処分申し立てに対する第5回審尋が12日、福井地裁(加藤靖裁判長)で行われ、結審しました。県内の住民10人が1月に申し立てたもの。 この審尋では、原発敷地に震源断層が極
作業員 また汚染事故・・福島第1原発 鼻腔に放射性物質
東京電力は11日、福島第1原発で除染作業をしていた作業員1人について、鼻腔(びくう)内が放射性物質で汚染されたことが確認されたと発表しました。除染は完了しており、内部被ばく線量を評価中だといいます。 東電によると、作
原発推進は未来に無責任・・全国連絡会がイレブン行動
全労連、全日本民医連、新日本婦人の会などでつくる原発をなくす全国連絡会は11日、東京・新宿駅前で、イレブン行動を行いました。東京電力福島第1原発事故による放射能汚染水(アルプス処理水)の海洋放出中止と汚染水の増大を止め
原子力災害からどう守る・・国会議員と市民が懇談
「原子力災害から国民をどう守るのか」と題して議員と市民の懇談会が7日、衆院第1議員会館で開かれました。主催は脱原発政策実現全国ネットワークです。 全国ネットワーク事務局長の池島芙紀子さんは、青森県六ケ所村と茨城県東海
規制庁 「改善」と報告・・柏崎刈羽原発のテロ対策
テロ対策上の不備が相次いで発覚し、事実上の運転禁止命令が出されている東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県)について、原子力規制委員会の事務局の原子力規制庁は12月6日、テロ対策の問題については「改善が図られた」とする検
処理水減らす対策を・・原発ゼロ長崎連絡会が宣伝
「原発ゼロをめざす長崎連絡会」が呼びかける「いますぐ原発ゼロへ!ながさき『あじさい行動』」が1日、長崎市の市役所前で取り組まれました。 参加した14人が「福島原発ALPS(アルプス)処理水海洋放出やめろ!」「なくせ!
原発依存社会とめよう・・大阪で集会 全国から1600人参加
「とめよう!原発依存社会への暴走」「原発を推進する岸田政権や電力会社にノーを突き付けよう」と訴える集会が3日、大阪市西区の靱(うつぼ)公園で開かれました。主催は「老朽原発うごかすな!実行委員会」。近畿各府県や福井県など
日米など「原発3倍化」宣言・・市民団体批判 「気候対策にならない」
COP28に合わせ発表 【ドバイ=小梶花恵】米政府は2日、アラブ首長国連邦(UAE)で開催中の国連気候変動枠組み条約第28回締約国会議(COP28)に合わせ、「2050年までに世界の原子力の発電容量を3倍にする」との宣