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最高裁は厳正な判断を/福島原発事故訴訟 原告団代表ら要請 & 原発汚染水放出を開始/今年度2回目

最高裁は厳正な判断を/福島原発事故訴訟 原告団代表ら要請

 東京電力福島第1原発事故で被害を受けたとして東電と国に損害賠償を求めて裁判をたたかう8訴訟の原告団の代表らが17日、国に賠償責任がないとした最高裁判決(2022年6月17日)を見直し、福島原発事故に関わる損害賠償を求める訴訟が上告された場合に厳正な判断を求める請願を最高裁に提出しました。

 最高裁第三小法廷は4月10日にいわき市民訴訟の上告を棄却し、国の責任を否定した仙台高裁判決が確定しています。請願では、決定理由には「受理すべきものとは認められない」などとあるだけであり、納得できる判断根拠の開示も求めています。

 同様の訴訟は全国で20以上。22年の最高裁判決後、いわき市民訴訟を含め8件の高裁判決が言い渡され、いずれも上告、または上告手続き中といいます。

 請願提出後、各原告団の5人が東京都内で会見しました。いわき市民訴訟原告団の伊東達也団長は、最高裁の判決や対応を批判し、「こんなことを続けていくと第二の福島事故は間違いなく起きる。そういう危機感を持っている」と述べました。

 昨年11月に名古屋高裁で判決があった「だまっちゃおれん!原発事故人権侵害訴訟・愛知岐阜原告団」の岡本早苗団長は「津波が想定以上だったから、国に責任はなしという判断だった。こんな状況を許していたら、今後私たちが国策や大きな権力に何かを侵害された時どこに訴えればいいのかとなってしまう」と訴えました。

 6月17日には22年の最高裁判決を正すとして、最高裁を取り囲むヒューマンチェーンなどを計画しています。


原発汚染水放出を開始/今年度2回目

 東京電力は17日、福島第1原発にたまる放射性物質トリチウムを含む汚染水(アルプス処理水)の海洋放出を開始しました。今年度2回目で、通算6回目。来月4日まで、約1キロ沖合から計約7800トンを放出します。

 東電は今年度、7回に分け、計5万4600トンの処理水を放出する予定。(時事)

(「しんぶん赤旗」2024年5月18日より転載)