運転開始から50年を超え、国内の稼働原発で最も古い関西電力高浜原発1号機(福井県高浜町)について、原子力規制委員会は27日、「GX(グリーントランスフォーメーション)脱炭素電源法」に基づく新たな長期施設管理計画を認可しました。新制度で原発の60年までの運転が認められたのは初めて。
6月に本格施行されるGX電源法では、運転開始から30年を超える原発は、原子炉などの劣化状況に応じた管理方法を10年ごとに策定し、規制委の審査を受ける必要があります。こうした審査などによる停止期間を算入しないことで、「最長60年」だった高齢原発の「延命」を事実上可能としました。
高浜原発1号機はすでに50年超運転の認可を得ていましたが、GX電源法施行後の運転継続には長期施設管理計画の認可が改めて必要でした。
規制委は同日、運転開始40年を超える関電美浜原発3号機(福井県美浜町)と、30年超の四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)についても、GX電源法に基づく長期施設管理計画を認可しました。(時事)
(「しんぶん赤旗」2025年3月29日より転載)