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5月3日に豪州総選挙/原発可否も争点に

【シドニー=時事】オーストラリアのアルバニージー首相は28日、下院を解散し、5月3日に総選挙を行うと発表しました。インフレの収束が遅れる中、与党・労働党に引き続き政権を託すか、3年ぶりに野党・保守連合への交代を求めるかの選択が焦点。保守連合が提案する原発導入の可否も大きな争点となります。

 下院の解散前勢力は、労働党77、保守連合53(自由党39、国民党14)、緑の党4、その他2、無所属13、欠員2。新定数は150で、解散前から1減となります。どの勢力も過半数の76に届かず、連立政権や少数与党となる可能性があります。上院(定数76)の半数も改選されます。

 インフレは鈍化しつつありますが、なお家賃の上昇率が5%を超えるなど生活費を圧迫。与党は所得税減税や電気代補助、保守連合は燃料価格引き下げを掲げ、支持拡大を図ります。アルバニージー氏は記者会見で「与野党どちらが良いか国民の選択だ」と述べました。

 豪州では現在、商業用原発が法律で禁止されていますが、電気代高騰を受け、保守連合は原発7カ所の新設を公約。労働党はこれに反対し、再生可能エネルギーの拡充を訴えています。

(「しんぶん赤旗」2025年3月29日より転載)