原子力規制委員会は8月14日、東京電力福島第1原発の廃炉に向けた長期的な安全管理に必要な措置として東電が提出した「実施計画」を認可しました。一方で、汚染水問題などで「依然としてリスク(危険)が存在」するとして、「さらなる
来月15日に原発稼働ゼロ・・関電 大飯4号機の定期検査申請
関西電力は8月14日、国内で唯一稼働中の大飯原発3、4号機(福井県おおい町)のうち、4号機の運転を9月15日に停止して定期検査に入ると原子力規制委員会に申請しました。3号機については9月2日に定期検査に入ることをすでに申
加速器事故で防止策報告書・・原子力機構など
茨城県東海村の加速器実験施設「J‐PARC」で5月に発生した放射能漏れ事故で、施設を運営する日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構は8月12日、事故の第3次報告書を原子力規制委員会と地元自治体に提出しました。
最大19ベクレルに訂正・・作業員汚染問題で東電
東京電力は8月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で作業員10人の頭部や顔面が放射性物質で汚染された問題で、汚染の度合いを、最大で1平方センチメートル当たり10ベクレルとしていたのを同19ベクレルに訂正しました。
「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会(独)」の報告書・・原発に倫理的根拠はない
福島第1原発事故を受けて世界に先駆け、2022年までの脱原発を決定したドイツ。その決定に大きな役割を果たした「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」の報告書を読みました(吉田文和、ミランダ・シュラーズ編訳『ドイツ脱原発
福島第1作業員が汚染・・熱中症対策の噴霧か
東京電力は8月12日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で作業員10人の頭部や顔面が最大で1平方センチ当たり10ベクレルの放射性物質で汚染されたことを確認したと発表しました。熱中症対策で行っているミスト(霧)の汚染が原
福島第1 くみ上げ効果は未確認・・規制委の対策検討会で
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の敷地内の地下水が放射性物質に汚染され海へ流出している問題で8月12日、原子力規制委員会の2回目の汚染水対策検討ワーキンググループが開かれました。 1、2号機取水口の間の護岸近
新たな井戸の地下水位・・ガラス遮水壁より上/福島第1原発
東京電力は8月10日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)のタービン建屋海側に同日設置した観測用井戸で測定した水位が地上から約1・2メートルの深さのところにあると発表しました。井戸は、1号機、2号機のタービン建屋の海側に
汚染水緊急事態 福島第1原発 海洋流出・・東電手打たず、情報開示も先延ばし
東京電力は8月9日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で放射能汚染水の海洋流出が続いている問題で、1号機タービン建屋北端の海側に新たに設置した地下水観測孔で採取した水から1リットル当たり2万3000ベクレルのトリチウム
東電元幹部ら不起訴へ・・福島第1原発事故で検察
東京電力福島第1原発事故をめぐり、業務上過失致死傷容疑などの告発を受理し、捜査している東京、福島両地検が、当時の東電幹部や政府関係者ら告発対象者を、不起訴処分とする方針を固めたことが8月9日、関係者への取材で分かりました
海洋放出許されない・・漁業者顧みない政府方針/東電、くみ上げ開始
東京電力福島第1原発で汚染された地下水が海に流出している問題で、8月8日開かれた国の汚染水処理対策委員会が出した方針は漁業者などの意見を顧みないものになりました。 同委員会事務局は、建屋の山側で地下水をくみ上げて海に放出
海 汚させない 原発ゼロに官邸前行動/各地で呼応
1日300トンもの放射能汚染水が海洋に流出する福島第1原発の非常事態に、首相官邸前では「海を汚すな」「原発再稼働やめろ」と怒りの声があがりました。8月9日おこなわれた首都圏反原発連合(反原連)の官邸前抗議行動。無反省に再
汚染水緊急事態 福島第1原発 海洋流出・・東電手打たず、情報開示も先延ばし
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、放射性物質で汚染された地下水が海へ流出していることが明らかになりました。以前から危険性を指摘されていたのに対策を取らないでいた東電はあわてて岸壁に水ガラスの遮水壁を設置する
福島に生きる 勝訴しエネルギー策転換・・福島原発訴訟 原告団長 中島孝さん
「生業を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟 「この裁判が『人類史に画期をなす大きな変化をつくり出した』と後世に語り継がれるものにしなければならない」 福島県相馬市でスーパーを経営する中島孝社長(57)は「生業(なりわい)を
海底くぼ地に高濃度セシウム・・福島第1周辺海底を東大が調査/観測井 トリチウム上昇
東京電力福島第1原発周辺の海底を東京大が調査したところ、くぼんだ所や河口付近で高濃度の放射性セシウム137が検出されたことが8月7日、分かりました。 海底の汚染状況にむらがあることは分かっていましたが、詳細が確認されたの
海に地下水放出 提案・・福島第1 国が汚染水対策で
東京電力福島第1原発で放射性物質に汚染された地下水が増え続けている問題で、政府・経産省の汚染水処理対策委員会事務局は8月8日の同委員会に、原子炉建屋に流入する手前の地下水をくみ上げて海に放出することを緊急策の一つとして提
電力3社値上げ・・北海道・東北・四国 来月最大9%
経済産業省は8月6日、北海道、東北、四国の電力3社が申請していた家庭向け電気料金の値上げを認可しました。値上げ幅は北海道が7・73%、東北電が8・94%、四国電が7・80%。いずれも9月1日から実施します。 燃料価格変動
安全審査了承せず・・柏崎刈羽原発で新潟知事
東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)が立地する柏崎市の会田洋市長は8月6日、市役所で記者会見し、東電による同原発6、7号機の安全審査申請について「審査の中で安全性を確認したい」と述べ、事実上容認する考えを示しました。これに対し
「国が全面に立ち責任を」・・汚染水 福島知事、規制委に要望
福島県の内堀雅雄副知事は8月6日、国の原子力規制委員会を訪れ、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の地下水から高濃度の放射性物質が検出され、海へ漏えいしている問題で、国が前面に立って責任を持って対策に取り組むよう
福島第1原発 非常事態だが・・汚染水対策 政府は“休業”
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機タービン建屋東の海側に設置した観測用井戸の一つで地下水に含まれる放射性物質の濃度が6日間に急上昇したことがわかりました。8月5日採取した水に含まれていた放射性セシウムの量