北陸電力志賀(しか)原発のある石川県志賀町で9日、志賀原発の再稼働反対・廃炉を求める県民集会が行われました。能登地区を中心に、隣の富山県からも続々とつめかけ、約600人の参加者で熱気に包まれました。
24人の呼びかけ人を代表してあいさつに立った、県宗教者平和協議会の河崎俊栄理事長は「核と人類は共存できず、生命と環境を破壊するもの。運動の輪を広げて、一日も早く原発ゼロを実現しましょう」と呼びかけました。
ふくしま復興共同センター代表委員の斎藤富春(よしはる)さんがあいさつし、「全国のみなさんと連帯し、原発のない安心して暮らせる日本を実現する決意です」と力を込めました。
日本共産党の井上哲士参院議員が原発をめぐる国会論戦、原発問題住民運動県連絡センターの児玉一八事務局長が志賀原発周辺の活断層調査について報告。原発ゼロを求めて金曜行動を続けるグループ、富山県で運動を続ける団体などのリレートークもありました。
集会後、パレードが行われ、志賀町の中心街を行進。「志賀原発は廃炉に」「子どもを守ろう」などと楽器のリズムに合わせてコールを繰り返し、アピールしました。