四国電力の伊方原発3号機(愛媛県伊方町)をめぐって、周辺住民が運転差し止めを求めていた仮処分で、広島高裁と大分地裁が再稼働を認める決定を出しました。大きな争点となった火山噴火のリスクについては、根拠も示さずに同原発に及
福島原発 汚染水処理後も8割基準超・・東電、遅れた公表 「コントロール不能」露呈
福島第1原発では、炉心の冷却などで高濃度の放射能汚染水が発生しています。東電は、この汚染水を、放射性物質の濃度を下げる装置「ALPS(アルプス)」に通すことで、トリチウム以外の62種類の放射性物質濃度を除去できると説明
JCO臨界事故忘れない・・茨城・東海村で集会
1999年に茨城県東海村の核燃料加工会社「JCO」で起きた臨界事故をはじめとした原子力事故について考える「JCO臨界事故を忘れない、原子力事故を繰り返させない9・30茨城集会」が9月29日、同村内で開かれました。同集会
原発ゼロ基本法制定へ 大阪・・たつみ氏招き学習・討論会
4野党(立憲民主党、日本共産党、自由党、社会民主党)が共同提案した「原発ゼロ基本法案」を学び、成立へ運動を進めようと9月29日、大阪市中央区で学習・討論会が開かれ62人が参加しました。主催は、原発をなくし・自然エネルギ
大分地裁 伊方原発差し止め却下・・「司法は屈した」住民怒り
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)をめぐり、大分地裁(佐藤重憲裁判長)は28日、大分県の住民4人が運転差し止めを求めた仮処分の申し立てを却下しました。 伊方原発から約130キロ離れた阿蘇山(熊本県)の噴火リスク、
「伊方廃炉」声響く・・反原連が官邸前抗議
首都圏反原発連合(反原連)は28日、首相官邸前抗議を行いました。大分地裁が、四国電力伊方原発3号機の運転差し止めを求める仮処分申請を却下したこの日、参加者はプラカードなどを手に「再稼働反対」「伊方原発そのまま廃炉」と声
福島・浪江 家屋など現地検証・・津島原発訴訟で裁判長ら
東京電力福島第1原発事故で帰還困難区域に指定された福島県浪江町津島地区の住民たちが国と東京電力に原状回復と完全賠償を求めた「ふるさとを返せ 津島原発訴訟」(今野秀則・原告団長)の現地検証が27日から始まりました。28日
「被災原発」の検証必要・・規制委に 塩川氏と茨城の市民団体
東日本大震災で津波に襲われ浸水した「被災原発」である日本原子力発電(日本原電)の東海第2原発(茨城県東海村)の被災の検証をめぐり、日本共産党の塩川鉄也衆院議員と「茨城原発を考える会」は27日、原子力規制委員会(規制委)
火山ガイド見直し示唆・・原子力規制委 巨大噴火軽視の懸念
原子力規制委員会の更田豊志委員長は9月26日の定例会見で、火山活動が原発に与える影響を評価する審査の手引きである「火山影響評価ガイド」について見直しを示唆しました。 広島高裁は、伊方原発3号機の運転差し止めの仮処分を
北海道地震3週間 全道停電で観光に打撃・・発電所の耐震強度「知らなかった」知事に道民怒る
北海道地震(9月6日)から3週間。引き起こされた全域停電(ブラックアウト)は、揺れの被害は大きくなかった道南の温泉地の観光にも重大な被害をもたらしました。登別市も、主要産業がいまも影響を受けています。(高橋拓丸) あ
東海第2に「適合」判断・・規制委 被災・老朽原発「危険」の声
原子力規制委員会は26日、日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村)について再稼働に必要な新規制基準に適合するとの審査書を正式決定しました。基準適合は8原発15基目で東日本大震災で被災した原発では初めて。規制委
東海第2原発審査・・再稼働の推進でなく廃炉こそ
原子力規制委員会は、日本原子力発電(日本原電)の東海第2原発(茨城県東海村)について、「安全対策」で新規制基準を満たしたとする審査書を決定しました。同原発は、東日本大震災の際、地震や津波で外部電源を失うなど重大事故寸前
東海第2・・「適合」決定に抗議
原子力規制委員会が9月26日、日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村)の再稼働に必要な新規制基準に適合するとの審査書を正式に決定したことに、地元の市民団体や日本共産党県委員会・県議団は「再稼働を認めるわけには
東海第2原発 タンカー衝突対策なし・・取水口壊れ炉心溶融の恐れ
11月末に運転40年を迎える老朽原発・日本原子力発電(原電)東海第2原発(茨城県東海村)について、原子力規制委員会は26日にも新規制基準に「合格」したとの審査書を決定しようとしています。ところが、台風21号などの災害か
「東電・国は責任とって」 福島・双葉病院・・東電公判 遺族の調書読み上げ
東京電力福島第1原発事故で、業務上過失致死傷罪で強制起訴された旧経営陣3人の公判は今月、事故後に死亡した双葉病院(福島県大熊町)の入院患者らをめぐって、元医師や看護師、職員が証言(既報)するとともに、遺族の調書が読み上
原発ゼロの政権世論でつくろう・・基本法案実現考える 宇4野党共同提出は画期的/札幌で学習会
原発問題全道連絡会と国民大運動北海道実行委員会は9月18日夜、「原発ゼロ基本法案」実現への道を考える講演会を札幌市で開きました。日本共産党中央委員会学術・文化委員会の鈴木剛氏が講演し、熱心に学びました。 東日本大震災
福島に生きる・・被災地ガイド実行委員 村上精一さん(70) 復興のとりでを築く
「福島の被災農家を支えよう」「福島を第二の水俣にするな」「相馬に復興の砦(とりで)を築こう」と、集まった人たちが立ち上げた福島県相馬市にあるNPO法人野馬土(のまど)の福島第1原発20キロ圏内ツアー。「被災地フクシマの
東電の汚染水放出・賠償打ち切り問題・・党議員と懇談 県漁連など怒り訴え
東京電力福島第1原発事故による放射能汚染水の海洋放出問題に怒りが噴き出し、損害賠償の打ち切りがあらわになっている福島県。日本共産党の衆参7議員らは調査のため19、20の両日、同県いわき市を訪れ、各界と懇談し、避難者を激
マレーシア首相「原発反対」 福島の事故言及・・「廃棄物処理できぬ 計画せず」
【ハノイ=井上歩】マレーシアのマハティール首相は9月18日、クアラルンプールで開かれた「電力供給産業会議(CEPSI)」で、「私は原子力発電に反対だ」と発言し、同国政府は原子力発電を計画しないと言明しました。国営ベルナ
停電問題 野党ヒアリング 国会内・・電源分散化の遅れ問う
北海道地震で北海道電力管内全域が停電した問題をめぐり9月20日、国会内で野党合同ヒアリングが開かれました。停電に至る経緯や今後の電力需給の見通しについて経済産業省が説明。野党側からは、北電の説明責任や電源の分散化の遅れ