日本共産党の武田良介参院議員は5月25日、新潟県柏崎市を訪問し、桜井雅浩市長と柏崎刈羽原発の広域避難計画に関する問題で懇談しました。遠藤玲子県議、持田繁義市議、「原発問題を考える柏崎刈羽地域連絡センター」の髙橋優一事務局長らが同席しました。
桜井市長は1月、積雪時の原発事故を想定し、夜間の積雪時における住民の避難経路を視察。柏崎刈羽原発から南へ30キロ圏外の上越市までの道路状況や、危険箇所を点検しました。
武田氏は「市の避難計画を具体化する困難さや国への要望、市民の声をお聞きしたい」とあいさつしました。桜井市長は、視察した避難経路を地図で説明。「除雪車が通ると一般車両が通れない、幅員の問題がある。実効性ある計画へ、拡幅など国道の整備をお願いしたい」「除雪作業の人手不足の問題もあり、財源の措置も講じてほしい」と要望しました。
武田氏は、桜井市長との懇談を終えて「実効性ある避難計画なしに再稼働は認められないとの立場で、徹底して現実的な検証をされている努力を聞かせていただいた。今後の国会質疑に生かしていきたい」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2019年5月27日より転載)