原子力損害賠償制度(原賠制度)の今後のあり方について検討を行う内閣府原子力委員会の原子力損害賠償制度専門部会(部会長・浜田純一前東京大学学長)の初会合が5月21日、開かれました。 原子力事業者に無過失責任と、責任額の
原発
電気事業法改定案が可決・・衆院委 藤野・真島氏がただす
電気・都市ガス・熱供給事業の一体的全面自由化を狙う電気事業法等改定案が5月20日の衆院経済産業委員会で、自民、公明、民主、維新等の賛成多数で可決されました。日本共産党は反対しました。 採決に先立ち、日本共産党の藤野保
大飯・高浜の差し止め審尋・・福井地裁 & 津波想定排除 国の甘さ指摘・・かながわ訴訟原告
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)に対して県内外の住民らが行った再稼働差し止め仮処分申し立ての第3回審尋が5月20日、福井地裁(林潤裁判長)で開かれました。 関電が、高浜原発3、4号機(同県高浜町)への差し
規制委 伊方原発も「適合」と判断・・住民避難は対象外 批判の声
原子力規制委員会は5月20日、四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の再稼働の前提となる原発の規制基準に「適合」したとする「審査書案」を了承し、30日間の意見募集を行うことを決めました。地元などから、事故時の住民避難が
汚染水流出なら 瀬戸内が死の海に・・伊方原発審査書案撤回を/とめる会が規制委に申し入れ & 規制委前で抗議
四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求めている「伊方原発をとめる会」は5月20日、原子力規制委員会に対し、同日公表された伊方原発3号機の再稼働の前提となる「審査書案」の撤回を申し入れしました。 申し入れに
ベント失敗の可能性・・福島第1・2号機 東電が調査結果
東京電力は5月20日、福島第1原発事故で、2号機の原子炉を覆う格納容器の破損を防ぐため、内部の圧力を下げる「ベント」と呼ばれる排気作業が失敗した可能性が高いとする調査結果を発表しました。ベントをした場合に、格納容器内の
甲状腺がん、5人に・・福島県 & 規制委 緊急時の被ばく線量限度・・上限250ミリシーベルト改定案
東京電力福島第1原発事故を受け、当時18歳以下だった県民を対象に実施している甲状腺検査について、福島県は5月18日、2巡目の検査で3月末現在、15人が甲状腺がんやその疑いと診断されたことを明らかにしました。このうち手術
福島第1原発 汚染水対策の現状は・・共産党国会議員らが視察
日本共産党の島津幸広、真島省三両衆院議員と党福島県議団、いわぶち友参院比例候補らは5月18日、東日本大震災での過酷事故から4年2カ月がたつ今も、放射能汚染水の外洋流出など危機的な状況が続く東京電力福島第1原子力発電所(
福井地裁 差し止め執行停止却下・・高浜原発 関電申し立て
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働差し止めを命じた福井地裁の仮処分決定を不服として、関電が行った執行停止の申し立てについて、同地裁(林潤裁判長)は5月18日付で退ける決定をしました。住民側の弁護団が19
福島第1事故 予見可能・・福島地裁 津波研究者が証言/生業訴訟
国と東京電力に原状回復と損害賠償を求めた「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟(中島孝団長)の第12回口頭弁論が5月19日、福島地裁(金澤秀樹裁判長)で行われました。 地震・津波研究の第一人者、元東大地
避難者住宅の提供中止反対・・支援ネットが声明
東京電力福島第1原発事故で、避難指示区域外の地域から避難(自主避難)している避難者に対する住宅の無償提供を福島県が2017年3月で打ち切ろうとしていると報じられた問題で、避難者支援をしている「東京災害支援ネット」(弁護
火山監視常設組織を・・規制庁が案 原発への影響助言
原子力規制委員会の原子力施設における火山活動モニタリングに関する検討チームの会合が5月18日開かれ、原子力施設に影響を及ぼすような火山現象のモニタリングに関して、規制委に助言する常設組織を新たに設置する案が事務局の原子
若狭湾岸に津波跡・・1586年天正地震で発生か
福井県高浜町の若狭湾沿いの地層から、14~16世紀頃の津波の痕跡とみられる堆積物を、福井大の山本博文教授(地質学)らが見つけました。若狭湾沿岸は1586年の天正地震で津波に襲われたと伝える古文書の記録があり、その発生を
自主避難者への住居無償提供・・福島県が終了を検討/17年3月末まで 、反発必至
福島県が、東京電力福島第1原発事故で政府の避難指示が出ていない地域からの自主避難者に対し、避難先の住居の無償提供を2017年3月末に原則として終了する方向で検討していることが17日、関係者の話で分かりました。月内に県内
“福島に生きる”第五福竜丸が原点・・ガラス店を営む 石井千代子さん(70)
福島県郡山市でガラス店を営む石井千代子さん(70)は、東京電力福島第1原発事故後、気持ちが晴れない状況が続いています。 「何をやっても放射能のことが頭から離れない。何かが覆いかぶさったように包まれている」 ■生業訴訟
再生エネ抑制やめよ・・真島議員 原発20%固執批判
日本共産党の真島省三衆院議員は5月13日、経済産業委員会で、エネルギー基本計画と2030年のエネルギー需給見通し(エネルギーミックス)の問題で質問しました。 エネルギー基本計画では、「電源コストが低廉で、安定的に発電
「原発回帰」の再検討を・・藤野議員 住民本位の改革主張
日本共産党の藤野保史議員は5月15日の衆院経済産業委員会で、経済産業省が4月に示した「エネルギー需給見通し」で2030年時点の原発の構成比を20~22%とした問題について質問しました。新増設や建て替えを前提にした「原発
「地震国に原発いらぬ」・・反原連が官邸前抗議行動
首都圏反原発連合(反原連)は15日夜、原発に反対する首相官邸前抗議行動を行いました。北陸電力志賀原発(石川県)の直下にある断層が活断層の可能性があることが明らかになるなど、地震国・日本で原発を稼働させる危険性が浮き彫り
地下1〜3キ口地震多発・・大涌谷周辺、熱水活動不安定に
気象庁は5月13日、神奈川県・箱根山の火山活動の解説資料を発表し、大涌谷周辺で4月26日から活発に続く火山性地震の震源分布図を明らかにしました。今月5日夜にそれまでより深い地下5キロ弱でマグニチュード(M)2・6の地震
志賀原発を廃炉に 規制委見解、受け止めて・・北陸電力に決断迫る 石川の3団体
原子力規制委員会の評価会合で、北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)1号機原子炉直下などを通る断層について「活断層の可能性を否定できない」とする見解で一致したことを受け、原発問題住民運動石川県連絡センター・同能登地域