九州電力が8月中旬にも再稼働の考えを示している川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)について、設備の詳細設計を定めた「工事計画」を原子力規制委員会が認可したのは不当として、異議申し立てをした薩摩川内市などの住
原発
原発復活に向け、政府が数値目標・・電源構成 新増設への布石
安倍晋三政権のエネルギー政策の具体像が出そろいつつあります。 新増設への布石 経済産業省審議会で6月1日に了承された長期エネルギー需給見通し案は、原発再稼働に向け国が前面に立つと明記するとともに、2030年の原発の電
再稼働・増設もダメ・・官邸前抗議 声あげ続ける
首都圏反原発連合(反原連)は6月26日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。2030年度の電源構成で原発の比率を2割とする政府案を受け、電力9社の株主総会で、原発の早期の再稼働、新増設などを求める社長の発言が相次ぎました
経産省 核燃料サイクルで優遇策・・検討の作業部会設置 & 規制委 浜岡4号機の現地調査実施
国の原子力政策の方向性を議論する経済産業省の総合資源エネルギー調査会「原子力小委員会」が6月26日に開かれ、核燃料サイクル事業のあり方を検討する作業部会を設置したことが報吉されました。作業部会は来月から開かれます。
原子力防災の医療体制で案・・規制委
原子力規制委員会は6月24日、原子力災害時の医療体制などについての原子力災害対策指針(防災指針)の改定案を了承しました。今後、30日間の意見公募(パブリックコメント)を実施します。 規制委はこれまで、原子力災害時の医
3号機審査は4号機許可後・・浜岡原発で規制委
原子力規制委員会は6月23日、中部電力浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)の新規制基準への適合性審査の初会合を開きました。規制委の更田(ふけた)豊志委員長代理は「先に申請した4号機の審査をまず進め、4号機が許可に至った段階
“福島に生きる”希望ある将来残したい・・川俣町の葉タバコ農家 渋谷岩男バ(74) 徳子さん(69)
福島県川俣町で代々、葉タバコを生産してきた渋谷岩男さん(74)、徳子さん(69)夫妻は孫娘の健康が心配です。 長女は飯舘村に嫁ぎました。「3・11」後、全村避難となり、当時小学校6年生だった孫娘は、友達との別れや川俣
専門的知見に傾聴せよ・・川内再稼働中止へ真島氏
日本共産党の真島省三議員は6月19日の衆院経済産業委員会で、再稼働が狙われる川内原発(鹿児島県)をめぐって、火山専門家の知見を何ら反映しないまま新規制基準の適合性審査を通した原子力規制委員会の姿勢を批判し、再稼働中止を
福島第1・処理施設・・水漏れを確認
東京電力は6月20日、福島第1原発で、汚染水タンク群のせき内にたまった水で放射能濃度が高いものを処理する設備で、水漏れがあったと発表しました。 午前9時ごろ、処理設備の「淡水化処理RO膜装置」で異常を知らせる警報が発
「お盆前解除」反対相次ぐ・・福島・楢葉町避難住民の懇談会
東京電力福島第1原発事故の影響でほぼ全域に避難指示が出ている福島県楢葉町の指定解除をめぐり、政府主催の住民懇談会が6月19日、同町で始まりました。 政府は改めて「お盆前」に解除したい意向を提示しましたが、参加した住民
三陸沿岸 9回の津波・高潮痕跡・・15世紀以降、文献と一致/東大院生が発表
2011年3月11日に発生したマグニチュード(M)9・0の東北地方太平洋沖地震による津波で大きな被害をうけた三陸沿岸地域を、15世紀以降少なくとも9回の津波もしくは高潮が襲っていたことがわかりました。6月19日に東京大
再稼働やめ廃炉に 政府は国民の声聞きなさい 官邸前で抗議
首都圏反原発連合(反原連)は6月19日夜、首相官邸前抗議行動をおこないました。稼働原発がゼロになって1年9カ月。原子力規制委員会に新規制基準への適合性審査を申請したのは15原発25基にのぼり、安倍晋三政権は川内原発など
もんじゅ核燃 撤退こそ・・危険性と浪費指摘し畑野氏
日本共産党の畑野君枝議員は5日の衆院文部科学委員会で、高速増殖炉型原発「もんじゅ」の廃炉、核燃料サイクルからの撤退決断を強く求めました。 畑野氏は、政府によって「原子力機構改革」本部がなぜ設置されたのか質問。下村博文
原発輸出 リスク税金で・・藤野氏 履行担保制度を批判
企業の輸出取引に保険をかけ、国が再保険を引き受ける貿易保険制度の改定案の質疑が6月17日の衆院経済産業委員会で行われ、日本共産党の藤野保史議員が質問に立ちました。改定案は業務にあたる独立行政法人日本貿易保険(NEXI)
再生エネ抑え込むな・・制度見直し 倉林氏が追及
日本共産党の倉林明子議員は6月11日の参院経済産業委員会で、電力市場の全面自由化を前にして政府が進めている再生可能エネルギー導入の制度見直しについて「農山漁村などの取り組みを妨げるもので、温暖化対策、地域活性化を掲げる
電事法改定 国民の期待反する・・倉林氏反対 参院で可決・成立
電気・ガス・熱供給事業の一体的全面自由化をねらう電気事業法改定案が6月17日、参院本会議で、自民、公明、民主、維新、次世代、社民などの賛成で可決、成立しました。日本共産党は反対しました。 採決に先立つ討論で、日本共産
汚染水漏出原因、連結弁内の凍結・・福島第1・東電報告
昨年(2014年)9月に東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で高濃度の放射能汚染水がタンクの連結弁から漏えいした問題で、東電は、タンクの水張り試験の際、弁内の密封室に残留した水が冬季の低温により凍結し、亀裂が生
試験実施めぐり関電が難色示す・・高浜3・4号機審査
原子力規制委員会は6月16日、原発再稼働の前提となる新規制基準の適合性審査で、すでに設置変更を許可している関西電力高浜3、4号機の工事計画認可申請について審査しました。津波防護施設の地盤の液状化防止効果の確認をめぐり、
電力政策にみる知的浪費・・原発を推進し、再エネ抑制する官僚
安倍晋三政権のエネルギー政策には、原発推進の立場からも″お粗末″と批判があがっています。例えば、温室効果ガスの削減目標です。日本は、1990年比では欧州迎合(EU)より劣るので、基準年を2013年に変更しました。すると
浜岡3号機審査申請・・震源域「世界一危険な原発」
中部電力 巨大地震の想定震源域に立地する浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)について、中部電力は6月16日、再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査を原子力規制委員会に申請しました。浜岡原発の申請は昨年2月の4号機に続い