原子力規制委員会は7月24日、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)で行われている使用前検査のうち、原子炉の起動に必要な検査を終えたことを明らかにしました。
規制委は23、24日に川内1号機の格納容器などの検査を行い、特に問題はないと判断しました。九電が27日から30日にかけて実施する重大事故対応訓練に問題がなければ、規制委が関わる再稼働前の主な手続きは終了することになります。
一方、九電は24日、再稼働に向けた準備の一環として、8月4日から川内1号機原子炉内の水温や圧力を上昇させることを明らかにしました。1週間程度かかると見込んでおり、その後に原子炉を起動させる方針。
(「しんぶん赤旗」2015年7月26日より転載)