東京電力福島第1原発で増え続ける放射能汚染水を除去設備で処理した後のトリチウム(3重水素)を含む汚染水。国の小委員会が「海洋放出の方が確実」とする報告書を大筋了承し、地元の漁業者などから強く反対する声が上がっています▼
原発
小泉防災相 原発30キロ圏にヨウ素剤・・住民事前配布を自治体へ要請/本県 「配布対象要件明確に」
原発などの事故の際に甲状腺被ばくを防ぐ医薬品「安定ヨウ素剤」について、小泉進次郎原子力防災担当相は2月4日、施設から30キロ圏内の住民にも積極的に事前配布するよう、関係する24道府県に要請したと発表した。原子力災害対策
ガラス固化再開は来年・・原子力機構 東海再処理施設
廃止措置中の東海再処理施設(茨城県東海村)で昨年7月から高レベル放射性廃液のガラス固化作業が停止している問題で日本原子力研究開発機構は2月5日、新たに装置を製作するために、ガラス固化の再開が来年5月ごろとの見通しを原子
上関原発建設計画手続き 高裁判決 住民の権利侵害・・原告ら最高裁に上告
中国電力による上関原発建設計画(山口県上関町)のための公有水面埋め立て免許の延長申請の可否判断を先送りして生じた県財産の損失を賠償するよう、県内の住民が知事に求めた訴訟の原告団と弁護団は2月5日、県庁で記者会見し、二審
29日 原発ゼロめざすシンポ・・原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員・全国革新懇代表世話人 伊東達也さんに聞く
被災者支援と原発ゼロ 運動の発展を探求 全国革新懇(平和・民主・革新の日本をめざす全国の会)、福島県革新懇、郡山市革新懇は、29日に福島県郡山市内で「3・11から10年へ―原発ゼロをめざすたたかいのシンポジウム」を開き
派兵より被災者支援・・国会内 宗教者、原発事故問う
「いのちを守れ! 軍拡・海外派兵より被災者支援を!」と訴える宗派を超えた宗教者が2月4日、国会内で集会を開きました。平和をつくり出す宗教者ネットの主催です。 日本キリスト教協議会の金性済(キム・ソンジェ)総幹事はあい
福島原発訴訟「勝つ」・・浪江町津島 支える会結成
東京電力福島第1原発4号機原子炉建屋の2階の梁(はり)が4カ所で折れるなど損傷していることが2月4日、福島第1原発事故の分析に係る原子力規制委員会の検討会で報告されました。事故時の水素爆発によるものとみられています。昨
「国と東電は謝れ」駅前アピール・・原発被害 全面救済を 訴訟原告団など全国集会
「全ての原発被害者の救済を求める原発被害者訴訟原告団全国連絡会」、同弁護団連絡会、支援ネットワークは2月2日、全面解決をめざす全国集会を東京都千代田区の日比谷コンベンションホールで開きました。 米倉勉全国弁護団連絡会
「赤旗」創刊92周年に寄せて・・原子力発電に反対する福井県民会議共同代表委員 中嶌哲演さん
原発の危険性 報道続ける 長年、原発ゼロを求め続けてきて感じるのは、マスメディアの報道のあり方に問題があるということです。原子力村や原子力行政の本質が批判的にきちんと報道されてこなかった。しかも、どんなに大きな集会があ
福島第1汚染水 国の小委が報告書・・海洋放出「社会的影響は大」 “現実的選択肢”大気放出も
東京電力福島第1原発で増え続ける放射能汚染水をめぐって、処理装置でも除去できない高濃度のトリチウム(3重水素)を含む汚染水の処分方法について社会的影響などを検討してきた国の小委員会(山本一良委員長)が1月31日、報告書
伊方原発は廃炉に・・四国4県共産党 四国電力に要請
四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転差し止めを命じた広島高裁の仮処分決定(1月17日)を受け、四国4県の日本共産党と県議団、白川よう子衆院四国ブロック比例候補らが1月31日、高松市の四電本店を訪れ、再稼働を断念
原発ゼロへ進む1年に・・全国連絡会が総会 「福島の真の復興を」
全労連、全日本民医連、新日本婦人の会などでつくる「原発をなくす全国連絡会」は1月30日、東京都内で総会を開きました。東京電力福島第1原発事故を終わったことにしようとする安倍政権や東電の姿勢を許さず、福島の真の復興、原発
福島第1 汚染水上昇・・外部流出の危険は解消
東京電力は1月29日、福島第1原発2号機タービン建屋の地下にたまっている高濃度の放射能汚染水の水位が、周辺の地下水の水位を超えたと発表しました。汚染水が外部に流出する危険性がある異常事態。東電は建屋の汚染水をくみ上げ、
大飯の差し止め・・大阪高裁認めず/「科学者の声無視」
関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)は安全性に問題があるとして、京都府の男性が運転差し止めを求めた仮処分申請の即時抗告審で、大阪高裁(山下郁夫裁判長)は1月30日、男性の即時抗告を棄却しました。男性の弁護団は「
高浜原発3・4号機 8・10月停止を発表
関西電力は1月29日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)について、航空機衝突などのテロ対策施設(特定重大事故等対処施設=特重施設)の設置が間に合わないため、8月、10月にそれぞれ停止すると正式に発表しました。停止に追い
伊方原発 広島高裁異議審・・異議申し立て当面見送り/伊方原発深刻トラブルで
四国電力の長井啓介社長は1月27日、伊方原発(愛媛県伊方町)でトラブルが相次いだことを受け、同県の中村時広知事に謝罪しました。会談後、長井社長は広島高裁で出た原発差し止め仮処分への異議申し立てについても、一時的に見送る
世論と司法 原発止める・・老朽原発の再稼働 国民の行動が左右
東京電力福島第1原発事故から間もなく9年ですが、今年は関西電力が運転40年を超えた老朽原発の再稼働を狙っています。一方、今月17日には広島高裁が再び四国電力伊方原発3号機(愛媛県伊方町)の運転停止の仮処分決定を出したこ
伊方差し止めの高裁決定を歓迎・・保団連が声明
広島高裁が四国電力伊方原発3号機の運転差し止めの仮処分決定を行った(17日)ことについて、全国保険医団体連合会公害環境対策部(野本哲夫部長)は1月22日、決定を歓迎する声明を発表しました。 声明では「住民の不安を無視
玄海町長に100万円・・福井・高浜町元助役関係企業「当選祝い」
″原発の地元″ 九州電力玄海原発が立地する佐賀県玄海町の脇山仲太郎町長は1月22日、時事通信の取材に応じ、2018年に福井県敦賀市の建設会社側から現金100万円程度を受け取ったことを明らかにしました。関西電力幹部らの金
埋め立て延長判断「知事裁量・・上関原発訴訟 違法判断を逆転容認 広島高裁
中国電力が建設を計画する上関原発(山口県上関町)の予定地をめぐり、海面埋め立て工事の延長許可の可否判断を先送りにしたため、事務経費などの公金支出がかさんだとして、山口県の住民が県を相手取り、村岡嗣政知事らに賠償請求を求