「老朽原発動かすな!大集会inおおさか」実行委員会が6月23日、福井県に立地する関西電力の老朽原発を即時廃止決定するよう求めて、美浜町と関電、原子力規制委員会に申し入れました。
若狭の原発を考える会の木原壯林(そうりん)氏、原子力発電に反対する県民会議の中嶌哲演代表委員、日本共産党の山本貴美子敦賀市議、河本猛美浜町議、無所属の松下照幸美浜町議が参加。
関電は、運転開始から40年を超えた高浜原発1、2号機(高浜町)と美浜原発3号機(美浜町)の再稼働に向けて工事を進めています。原子力規制委員会が2016年、同3基の運転期間延長を認可しています。
申し入れ書では、認可以降、関電の原発で頻発するトラブルや事故、不祥事として、蒸気発生器伝熱管の減肉・損傷や、工事中の死亡事故、関電幹部への原発マネー還流などをあげ、「安全に運転できる資質、能力、体制を持ち合わせていない証左」だと指摘。再稼働準備工事の即時停止、廃炉決定などを求めています。
敦賀市の原子力規制庁では西村正美地域原子力規制総括調整官が、美浜町役場では片山真一郎エネルギー政策課長が、関電原子力事業本部では三木昌彦地域共生本部広報グループマネジャーが応対しました。
同実行委は9月6日に大阪市内で集会・デモ行進を実施します。
(「しんぶん赤旗」2020年6月25日より転載)