史上最多の7人が立候補し、大激戦となっている鹿児島県知事選(12日投票)で4日、日本共産党が推薦する医師の横山ふみ子候補=無所属新=は、鹿児島市内各地で支持を訴えました。鹿児島中央駅近くのイオン前での街頭演説会には約200人が集まりました。
横山候補は九州電力川内原発(薩摩川内市)と、奄美や馬毛島の軍事基地化を止めるために立候補したと述べ、「原発は一度事故が起きれば海や大地は汚染されます。原発は事故が起きなくても、高レベル放射性廃棄物を生み出し続けます。次の世代に思いを寄せ、一刻も早く廃炉に」と力を込めました。
向原祥隆後援会長は「県政の役割は県民の命を守ること。県民の安全を脅かす原発や軍事基地化を止められるのは横山さんしかいない」と訴えました。
横山候補が院長を務める清水内科(霧島市)の職員や、福島第1原発事故後、横山候補と放射能による健康への影響を調査する疫学調査を続けてきた医師も応援演説しました。
原発事故後、宮城県から鹿児島県に子ども2人と避難移住した母親は「原発事故が起きてから、安心安全が根こそぎ奪われた。原発がなくても電気は足りている。知事選でトップを変えましょう」と訴えました。
(「しんぶん赤旗」2020年7月6日より転載)