安倍晋三首相は10月1日の参院本会議で、東電福島第1原発から放出される放射性物質の影響について「全休として状況はコントロールされている」との考えを改めて示しました。民主・田中直紀氏への答弁。 首相は汚染地下水を海へ放
しんぶん赤旗
川内原発 地元の激変・・周辺自治体で再稼働批判相次ぐ
避難計画ないのに…■知事は思い直せ 安倍政権が全国の再稼働の突破口にと狙う九州電力川内(せんだい)原発(鹿児島県)の地元では、立地する薩摩川内市ばかりでなく、周辺の自治体でも住民の意識が激変しています。 (原田浩一朗)
吉田調書が語るもの(13)・・同時事故、自信持っていた
─今回のように複数の原子炉が同時に故障するのを考えなかったのか。 「3月11日までは私も考えていなかった」 ─なぜか。 「一つは、(新潟県の伯崎刈羽原発は中越沖地震で)同時にいった(トラブルを起こした)んです。同
東電に慰謝料を請求・・福島・川俣町避難区域外の180世帯
福島県川俣町の小綱木(こつなき)地区原発事故被災者の会(清野賢一=せいの・けんいち=会長)は9月30日、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を行いました。 会見では、小綱木地区の住民180世帯、572人が東京電力に
東電の“切り札”安定遠く・・福島第1「ALPS」運転停止
新型フィルターでもトラブル 福島第1原発の高濃度放射能汚染水から放射性物質を除去する多核種除去設備(ALPS)が再三のトラブルで運転停止している問題は、ALRSの不安定性と汚染水処理の難しさをあらためて示しています。
福島の除染に違法派遣容疑・・暴力団組員ら逮捕 & 川内村一部 避難指示解除へ
兵庫県警暴力団対策課などは9月30日、労働者の派遣が禁止されている除染などの工事に作業員を派遣したとして、労働者派遣法違反容疑で、福島県二本松市、指定暴力団山口組系組員、浜野友章容疑者(33)や大阪府寝屋川市、人材派遣
買い取り中断続出・・「原発再稼働前提」の批判/政府も制度見直し検討
九州電力をはじめ、北海道、東北、四国の各電力会社が自然エネルギー(再生可能エネルギー)の買い取りを中断し、東京、関西、沖縄電力も制限を設けています(下の一覧)。「原発再稼働を前提にした自然エネルギーつぶしだ」と批判の声
福島 原発事故3年半(下)・・“廃炉のまち”作業員宿舎が乱立
福島県広野町は原発事故から1年で町による避難指示が解除され、帰還の先行例になると期待された町でした。 その町がいま、課題に直面しています。 遠藤智町長は、「新しいまちづくりをするのは、非常に苦しい。町民の望みと復興
吉田調書が語るもの(12)・・津波対策、今の基準で十分
※2008年10月、専門家から貞観(じょうがん)津波(869年)に関する論文原稿を渡された東京電力は論文をもとに津波を試算。従来の想定を大きく超える最大9・2メートルの結果を得ました。 ─原子力設備管理部長だった時、貞
福島第1 ALPS汚染水処理停止・・本格復旧に2ヵ月 & 伊方・玄海原発でヨウ素剤配布
福島第1原発の高濃度放射能汚染水から放射性物質を除去する多核種除去設備(ALPS)のB系統で9月26日に炭酸塩が漏出し、運転停止している問題で東京電力は29日、仮復旧まで少なくとも1カ月、本格復旧には2カ月程度かかると
福島 原発事故3年半(上)・・中間貯蔵施設 町の面積1割失う
東京電力福島第1原発事故から3年半、避難を強いられた町の復興はどうなっているのでしょうか。原発事故はさまざまな形で復興をさまたげ、住民たちが愛したふるさとの姿まで変えようとしています。 (本田祐典) 福
川内原発 鹿児島に7500人集う・・じっとしていられない/全国集会「再稼働許せない」
川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市)を「全国の原発再稼働の『突破口』にさせない」と9月28日、鹿児島市に7500人(主催者発表)が集まり、「ストップ川内原発再稼働!全国集会」が開かれました。福島原発事故後では、県
自然エネ発電支援を・・茨城・市民の合同会社 国に要望書/塩川議員同席
市民が出資してつくる合同会社「市民ソーラー産直ネットいばらき・県南筑波」(細田正幸・代表執行役員)が茨城県美浦町で計画している太陽光発電所について、東京電力から高額の設備工事費見積もりを提示された問題で9
川内原発 地元の激変・・「表立って言えないが、反対」
原発再稼働に執念を燃やす安倍晋三首相が、「突破口に位置づける九州電力川内原発。原発が立地する鹿児島県薩摩川内市では、住民の意識の激変が起きています。9月28日午後1時から、鹿児島市天文館公園で、「ストップ川内原発再稼働
吉田調書が語るもの(11)・・巨大津波、そんなの来るの
東京電力は2008年2月、「福島県沖の海溝沿いで大地震が発生することは否定できない」との専門家の意見を受け、8月下旬から6月上旬ごろまで津波高を試算。15・7メートルなどの数値を得ました。当時、吉田氏はこれを担当する原子
“核ごみ”電力会社保管を・・学術会議報告“再稼働容認できない”
原発の稼働で発生する使用済み核燃料や再処理後の高レベル放射性廃棄物(″核のごみ″)に関して、日本学術会議の分科会は9月25日、再稼働を判断する際、新たに発生する高レベル放射性廃棄物を暫定的に保管する施設を電力会社の責任
改良型で不具合・・アルプス停止 福島第1原発
東京電力は9月26日、福島第1原発の多核種除去設備「アルプス」3系統のうちの1系統でフィルターが不具合となったため、運転を停止したと発表しました。 今回不具合となったフィルターは改良型で、改良型フィルターが不具合を起こ
再稼働阻止 運動広げ ・・官邸前での抗議行動2年半
首都圏反原発連合(反原連)は9月26日夜、「原発ゼロ」「再稼働反対」を訴える首相官邸前抗議行動をおこないました。2012年3月29日に始まったこの行動は2年半を迎えました。1900人(主催者発表)の参加者から「さらに運
最新装置義務づけ「視野の外」・・規制委 委員長代理、原発存続の規制基準
原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長代理は9月24日、規制委が昨年(2013年)7月に制定した原発の規制規準において、欧州などで採用されているコアキャッチアーを規制要求としなかったことに関して、「コアキャッチャー
避難計画 住民納得せず・・市議会川内原発特委 自治会長発言
鹿児島・薩摩川内 鹿児島県薩摩川内(さつませんだい)市議会の川内原子力発電所対策調査特別委員会は9月25日、同市の自治会から初めて提出された、川内原発1、2号機の再稼働同意に反対する陳情について参考人を招き意見を聞きま