「絶対に再稼働を認めない」「声をあげ続ける」―。117日夜、国会周辺では川内(せんだい)原発の再稼働に反対する二つの行動が行われました。首都圏反原発連合(反原連)の首相官邸前抗議行動と、全労連や新日本婦人の会(新婦人)などでつくる「原発をなくす全国連絡会」の緊急国会請願デモ。デモ終了後は官邸前行動に合流し、2100人(主催者発表)の参加者は、「川内原発の再稼働反対」とコールしました。
請願デモ出発前の集会で主催者あいさつした新婦人の米山淳子事務局長は「鹿児島県民、国民の反対を押し切っての川内原発再稼働の策動に強い怒りをもって抗議しましょう」と訴えました。
反原連のミサオ・レッドウルフさん、「さようなら原発1000万人アクション」の富山洋子さん、鹿児島県医療生協理事長で全日本民医連副会長の馬渡耕史さんが連帯あいさつ。ミサオさんは「実際に再稼働されるまでにはまだ時間があります。くじけず、私たちの意思を訴えていきましょう」と呼びかけました。
「再稼働は許さないぞ!」と書いた傘を持って参加した東京都世田谷区の男性(65)は「国民多数が反対しているのに、再稼働するなんておかしい。なんとしても阻止したい」と語りました。同世田谷区の美容師の男性(49)は「『また事故が起きないように』と祈ることにはしたくない。再稼働反対です」。
「原発ゼロ」の小旗を持って夫と一緒に参加した同大田区の女性(76)は「原発と人類は共存できない。再稼働すれば未来を閉ざすことになります。私も、最後までできることをやります」と話しました。
日本共産党の塩川鉄也、高橋ちづ子の両衆院議員、吉良よし子、田村智子の両参院議員が国会請願を受け、参加者を激励しました。
官邸前抗議行動では田村、吉良の両議員がスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2014年11月8日より転載)