電源開発(Jパワー)が青森県大間町で建設中の大間原発について、津軽海峡を隔て対岸に位置する北海道函館市の町会連合会(183単位町会)は3月25日、建設凍結を求める署名14万6184人分と要望書を経済産業省に提出しました
しんぶん赤旗
過酷事故対策怠る・・福島原発訴訟 国責任浮き彫り & 川内1号、使用前検査を30日に開始
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第11回口頭弁論が3月24日、福島地裁(潮見直之裁判長)で行われました。 前回行われた原告側専門家証人の陳述にたいする被告の国と東電側の反対尋問。成元哲(ソン・ウ
もんじゅ報告を提出・・文科相に原子力機構
高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の多数の機器に点検漏れがあった問題で、日本原子力研究開発機構の松浦祥次郎理事長(79)は3月23日、集中改革の成果をまとめた報告書を下村博文文部科学相に提出しました。 当初改革期
日本は大幅削減可・・温暖化ガス 研究者報告会で強調
日本の2030年の電源構成(エネルギーミックス)や温室効果ガス削減目標が政府審議会などで検討されるなか、3月23日、研究者による緊急報告会が東京都内で開かれました。主催は、エネルギーミックスと温室効果ガス数値目標を考え
“福島に生きる”飯舘村民 憩いの場に・・老舗手打ちうどん店「ゑびす庵」高橋ちよ子(66)・義治さん(68)夫妻
高橋ちよ子さん(66)、義治さん(68)夫妻は、親の代から続く老舗の手打ちうどん店「ゑびす庵」を福島県飯舘村で営んできました。 4年前の東京電力福島第1原発事故で福島市荒井に避難してきました。「商売をやめようと思った
科学の目でリスク見つめ、被災者全体の連帯めざす・・福島の医師として今伝えたいこと 福島医療生協・わたり病院医師 齋藤紀さんに聞く
福島で医師として住民の生活と健康に向き合っている福島医療生協・わたり病院医師、日本原水協代表理事の齋藤紀(おさむ)さん(67)に、東京電力福島第1原発事故から4年たった今、伝えたいことを聞きました。 (柴田善太)
実態ふまえ必要な賠償継続を・・原発産業保護必要か 事故コスト大半が国民負担に
■「国会エネ調」で検討 「原発ゼロ」に向け、国会で開かれた議論をと、衆院第1議員会館で3月19日、「さらなる原子力産業保護は必要か?〜コスト、経営、原子力損害賠償〜」と題する会合が開かれました。「国会エネルギー調査会(
上関に原発許さない・・山口 建設反対4000人が大集会
中国電力が山口県上関(かみのせき)町に建設を計画する原発に反対の意思を示そうと3月21日、「上関原発を建てさせない山口県民大集会」が同県山口市で開かれました。晴天のもと県内外から4000人が集い、「福島を忘れない、さよ
原発集中立地 安全の責任果たせ・・藤野衆院議員「事業者任せ」批判/衆院経産委
日本共産党の藤野保史議員は3月20日の衆院経済産業委員会で、原発の集中立地問題について質問し、再稼働でなく危険を減らすことが政府と原子力規制委員会の責任だと主張しました。 藤野氏は、福井県に15基、新潟県に7基も集中
汚染水排出 東電情報隠し追及・・真島省三・衆院議員「海汚さぬ対策を」/衆院経産委
日本共産党の真島省三議員は3月20日の衆院経済産業委員会で、東京電力福島第1原発から高濃度の汚染水が外洋に排出し続けている問題で、情報を隠してきた東電と対策を怠ってきた原子力規制委員会・経産省の責任をただしました。
ポンプ操作ミス 地表に水漏れ・・福島第1原発
東京電力は3月20日、福島第1原発で19日に作業員が操作ミスで作業と関係ないポンプを起動させたため、タンクを囲うせき内にたまっていた水が現在使用していないホースを流れ、ホースの割れ目から地表に漏れたと発表しました。
全ての原発廃炉に・・官邸前行動
原発ゼロを求める国民の声を突きつけようと20日夜、首相官邸前抗議行動がおこなわれました。首都圏反原発連合(反原連)が呼びかけているもの。原発5基の廃炉が決まりましたが、川内原発や高浜原発などの再稼働を狙う安倍晋三政権。
町議会が再稼働同意・・高浜3、4号機 全員協議会開く & 福島第1 2号機原子炉も透視
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働をめぐり、高浜町議会は3月20日、全員協議会を開き、再稼働に同意することを決めました。日本共産党の渡辺孝町議は反対しました。野瀬豊町長は今後、同意の可否を判断する見通し
日本の削減目標に提言・・温暖化対策で国際シンポ
年末の第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP21)に向け、各国が削減目標の発表を始めるなか、日本の目標について考える国際シンポジウムが3月20日、東京都内で開かれました。主催は環境NGOのネットワーク、CAN
炉心から全燃料落下・・福島第1 透視技術で確認 & 地下水トリチウム 10日の17倍濃度
2011年の東京電力福島第1原発事故で原子炉内の核燃料がどうなったかを原子炉透視技術で調べる計画で、東電は3月19日、1号機の原子炉格納容器内で核燃料が下に溶け落ちているとみられるデータが得られたと発表しました。 計
川内1号機検査 九電が申請・・7月再稼働狙う & 大間原発差し止め訴訟(函館市)、実質審理入り
九州電力は3月19日、川内原発1号機(鹿児島県)の再稼働に必要な使用前検査を原子力規制委員会に申請しました。規制委が審査中の原発で、検査を申請したのは初めて。避難計画や火山対策など多くの問題点にまともな対応のないまま、
国連防災世界会議が閉幕・・災害死者30年までに削減を &原発災害リスク盛り込む・・国連防災世界会議が閉幕 気候変動など国際協力争点に
仙台市で開かれていた第3回国連防災世界会議は3月18日深夜、国際的な防災指針「仙台防災枠組み2015―2030」を採択し、19日未明に閉幕しました。枠組みでは国連として初めて減災の目標を設け、達成に向けた取り組みを各国
国連防災世界会議 生活再建が最重要・・福島 研究者・市民が行動宣言
東京電力福島第1原発事故の教訓や課題を共有し、復興のあり方を考えるワークショップが3月17日、福島市内で、第3回国連防災世界会議の関連事業として開かれました。研究者や市民ら170人以上が参加し、福島原発災害の克服に向け
島根・玄海も廃炉・・老朽原発2基 安全より採算理由
中国電力と九州電力は18日、それぞれ取締役会を開き、運転開始から41年の島根原発1号機(松江市)と、同39年の玄海原発1号機(佐賀県玄海町)の廃炉を決めました。 廃炉の決定した2基は、東京電力福島第1原発事故後に原発
宣言めぐり交渉続く・・世界会議最終日 合意ずれ込む & 復興へ役割果たす・・福島大でフォーラム開く
仙台市で開催されていた国際的な災害対策を論議する第3回国連防災世界会議は3月18日、最終日を迎えました。各国政府が今後取り組む防災の新たな行動指針と、政治メッセージ「仙台宣言」をめぐり、同日夜まで激しい交渉となりました