大間原発「凍結」署名 3カ月で14万超 函館市 町会連合会が経産省に提出 ・・「市民の不安受けとめて」

 電源開発(Jパワー)が青森県大間町で建設中の大間原発について、津軽海峡を隔て対岸に位置する北海道函館市の町会連合会(183単位町会)は3月25日、建設凍結を求める署名14万6184人分と要望書を経済産業省に提出しました

過酷事故対策怠る・・福島原発訴訟 国責任浮き彫り & 川内1号、使用前検査を30日に開始

 「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟の第11回口頭弁論が3月24日、福島地裁(潮見直之裁判長)で行われました。  前回行われた原告側専門家証人の陳述にたいする被告の国と東電側の反対尋問。成元哲(ソン・ウ

“福島に生きる”飯舘村民 憩いの場に・・老舗手打ちうどん店「ゑびす庵」高橋ちよ子(66)・義治さん(68)夫妻

 高橋ちよ子さん(66)、義治さん(68)夫妻は、親の代から続く老舗の手打ちうどん店「ゑびす庵」を福島県飯舘村で営んできました。  4年前の東京電力福島第1原発事故で福島市荒井に避難してきました。「商売をやめようと思った

科学の目でリスク見つめ、被災者全体の連帯めざす・・福島の医師として今伝えたいこと 福島医療生協・わたり病院医師 齋藤紀さんに聞く

 福島で医師として住民の生活と健康に向き合っている福島医療生協・わたり病院医師、日本原水協代表理事の齋藤紀(おさむ)さん(67)に、東京電力福島第1原発事故から4年たった今、伝えたいことを聞きました。 (柴田善太)  

町議会が再稼働同意・・高浜3、4号機 全員協議会開く & 福島第1 2号機原子炉も透視

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働をめぐり、高浜町議会は3月20日、全員協議会を開き、再稼働に同意することを決めました。日本共産党の渡辺孝町議は反対しました。野瀬豊町長は今後、同意の可否を判断する見通し

炉心から全燃料落下・・福島第1 透視技術で確認 & 地下水トリチウム 10日の17倍濃度

 2011年の東京電力福島第1原発事故で原子炉内の核燃料がどうなったかを原子炉透視技術で調べる計画で、東電は3月19日、1号機の原子炉格納容器内で核燃料が下に溶け落ちているとみられるデータが得られたと発表しました。  計

川内1号機検査 九電が申請・・7月再稼働狙う & 大間原発差し止め訴訟(函館市)、実質審理入り

 九州電力は3月19日、川内原発1号機(鹿児島県)の再稼働に必要な使用前検査を原子力規制委員会に申請しました。規制委が審査中の原発で、検査を申請したのは初めて。避難計画や火山対策など多くの問題点にまともな対応のないまま、

国連防災世界会議が閉幕・・災害死者30年までに削減を &原発災害リスク盛り込む・・国連防災世界会議が閉幕 気候変動など国際協力争点に

 仙台市で開かれていた第3回国連防災世界会議は3月18日深夜、国際的な防災指針「仙台防災枠組み2015―2030」を採択し、19日未明に閉幕しました。枠組みでは国連として初めて減災の目標を設け、達成に向けた取り組みを各国

宣言めぐり交渉続く・・世界会議最終日 合意ずれ込む & 復興へ役割果たす・・福島大でフォーラム開く

 仙台市で開催されていた国際的な災害対策を論議する第3回国連防災世界会議は3月18日、最終日を迎えました。各国政府が今後取り組む防災の新たな行動指針と、政治メッセージ「仙台宣言」をめぐり、同日夜まで激しい交渉となりました