政府は8月10日、東京電力福島第1原発事故で避難指示が出ている福島県川俣町の山木屋地区について、帰還準備のための長期宿泊を8月31日から3ヵ月間実施する方針を固めました。10日の町議会全員協議会で説明しました。
山木屋地区は第1原発の30〜40キロ圏にあり、対象は555世帯1192人(8月9日時点)。11行政区のうち地区は居住制限区域、他は避難指示解除準備区域。町は2016年春の避難解除を目指しています。
福島・南相馬市も
政府は8月11日までに、東京電力福島第1原発事故の影響で福島県南相馬市小高区などに指定されている避難指示区域で8月31日から3ヵ月間、帰還準備のための長期宿泊を実施する方針を固めました。長期宿泊が終わる時点で、避難解除の可否を判断する見通し。
政府関係者によると、対象は南相馬市小高区と原町区に指定されている避難指示解除準備区域と居住制限区域にある3720世帯1万1910人(4月30日時点)。市は2016年4月の避難解除を目指しています。
(「しんぶん赤旗」2015年8月12日より転載)