東京電力福島第1原発事故から4年半となった9月11日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、原発ゼロ、再稼働反対を訴える首相官邸前抗議行動を行いました。川内原発1号機の営業運転が10日に始まるなか、民意を無視し、再稼働を推進
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“大震災から4年半”被災地は今 ①・・福島の苦難 知ってほしい
多くの被災者が苦境に置かれたなか、東日本大震災から4年半を迎えました。しかし、安倍政権は、復興事業費を国の全額負担とした「集中復興期間」を本年度打ち切り、被災自治体に一部負担を求めようとするなど冷たい姿勢です。復興と生
志賀「廃炉しかない」・・石川 藤野議員、周辺断層を調査
日本共産党の藤野保史衆院議員は9月9日、台風18号が接近するなか、北陸電力志賀(しか)原発(石川県志賀町)の周辺断層を調査しました。立石雅昭新潟大学名誉教授、原発問題住民運動石川県センター(原発センター)の児玉一八事務
福島第1 遮水壁工事を再開・・浄化地下水 週明け排出へ
東京電力は9月10日、福島第1原発の海側遮水壁の設置工事を再開しました。長さ約30メートルの鋼管矢板9本を打ち込み、約10メートルの開口部を閉合します。10月末に完成予定。計画が順調にいけば、現在1日当たり290トンの
福島第1の作業員死亡・・トイレで発見 & 川内1号機が営業運転移行
東京電力は9月9日、福島第1原発の正門の近くにある入退域管理棟のトイレで関連企業の作業員が意識不明の状態で見つかり、搬送先の病院で死亡したと発表しました。 東電によると、作業員は60代男性。同日午前に構内の各施設から
民意無視の政治・・原発 最近、目立つのは「アベやめろ」のプラカード
電気事業連合会の八木誠会長らと懇談(9月2日)した宮沢洋一経済産業相は、九州電力川内原発1号機の再稼働に関連し、他の原発についても「しっかり対応していただき、早く(新規制基準への)適合性が認められることを期待している」
川内1号機の最終検査開始・・規制委
原子力規制委員会は9月9日、九州電力川内原発1号機(鹿児島県)の営業運転に向けた最終検査を始めました。検査は10日午後にはすべて終わる予定で、問題がなければ合格証を交付し、営業運転に移行するとしています。 8月11日
南相馬 柳美里が出会う④・・危険を白日のもとにさらす
二人の中学1年生が殺害された大阪府寝屋川市の事件報道で、容疑者の除染作業員が、南相馬市の作業員宿舎で暮らしていた時期があるという事実を知りました。 南相馬には、全国各地から労働者が集まっています。毎日1万人規模の
福島第1 汚染水が外洋流出・・排水路から直接、6回目
東京電力は9月7日、福島第1原発で外洋に直接通じる排水路から、放射性物質に汚染された水が流出したと発表しました。流出は8月27日以来で6回目。東電は8月28日に高さ70センチのせきを85センチにかさ上げしていました。
“福島に生きる”初めて世界大会に参加・・生後9ヶ月長崎被曝 高田典子さん(70)
福島市に住む高田典子さん(70)は、長崎市で開かれた原水爆禁止世界大会に今年初めて参加しました。 福島県原水協の石堂祐子事務局長から「被爆70年です。参加しませんか」と勧められて参加することになったのです。 ■17歳
楢葉町の避難指示解・・福島 すぐに帰還は一部に
東京電力福島第1原発から20キロ圏内で、避難指示解除準備区域に指定されていた福島県楢葉町(ならはまち)の避難指示が9月5日午前0時に解除されました。原発20キロ圏内の旧警戒区域での解除は3例目で、全域避難した7町村では
高浜原発 仮処分で審尋・・福井地裁 & 川内の核燃料11日から搬入
関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)に下った再稼働差し止め仮処分決定(4月)に対し、同社が行った異議申し立ての第2回審尋が9月3日、福井地裁(林潤裁判長)で開かれました。住民側、関電側、裁判所の3者で、非公開で行
「もんじゅ」また誤り・・3000機器 安全重要度の分類で
多数の点検漏れが見つかり、原子力規制委員会から事実上の運転禁止命令を受けている日本原子力研究開発機構の高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)で、機器の点検頻度や内容に関わる安全機能の重要度分類に誤りがあることが分かりました。
原発推進ウソだらけ・・官邸前行動 政権批判のコール
首都圏反原発連合(反原連)は9月4日、原発ゼロを求める首相官邸前行動を行いました。11万人以上の福島県民が避難生活を強いられ、汚染水問題など事故収束の見通しも立たないなか、原発再稼働に突き進む安倍晋三政権。1500人(
東電・国は責任果たせ・・原発賠償打ち切り方針 倉林氏批判
日本共産党の倉林明子議員は9月3日の参院経済産業委員会で、東京電力福島原発事故による損害賠償を避難指示解除と一体に打ち切ろうとしている問題を取り上げ、東電を批判するとともに国は責任を果たせと主張しました。 9月5日に
戦争も原発もやめて・・生業訴訟原告 黒森道夫さん(82)
福島市野田町に住む黒森道夫さん(82)は6歳のときに両親と妹2人の家族5人で「満蒙開拓団」として旧満州(中国東北部)の「北学田」に入植しました。 父親は福島県郡山市の農家でした。「満州に行けば豊かな生活ができる」「1
汚染地下水くみ上げ ・・福島第1 処理後に海洋放出へ
東京電力は9月3日、福島第1原発1~4号機建屋周辺の井戸(サブドレン)から、放射能で汚染された地下水のくみ上げを開始しました。いったんタンクにためた後、浄化施設で放射性物質を低減させて、海に流す計画です。 東電による
原発作業 監視員不在を批判・・藤野議員 配置検討を求める
日本共産党の藤野保史議員は9月3日、衆院原子力特別委員会で、東京電力福島第1原子力発電所で作業員の死亡事故などの重大事故が相次いだ問題について、同社の広瀬直己社長に対し、現場への監視員配置を「具体的に検討すべきだ」と、
甲状腺がん 新たに1人・・福島県
福島県は8月31日、東京電力福島第1原発事故を受けて始めた甲状腺検査の2巡目で、新たに1人の甲状腺がんが確定したと発表しました。検査対象は事故当時18歳以下たった全県民で、がんの確定は計104人(6月末現在)となりまし
元作業員 東電など提訴・・札幌地裁 3社に賠償求める
福島第1原発事故の収束作業に従事したことが原因でがんを発症したなどとして、札幌市に住む元作業員の男性(57)は9月1日、東京電力など3社に計約6500万円の損害賠償を求める訴訟を札幌地裁に起こしました。原告弁護団による