東京電力福島第1原発事故の汚染水対策として、建屋周囲の地下に″氷の壁″をつくり、地下水を遮断する「凍土壁」(陸側遮水壁)の設置工事が2月9日、終了しました。東電が同日、発表しました。しかし、運用後の影響について、いまだ
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丸川環境相・・「年間被ばく1ミリシーベルト根拠ない」
丸川珠代環境相が、東京電力福島第1原発事故による放射性物質の除染で、国が長期目標として定める年間被ばく線量1ミリシーベルトについて「何の根拠もない」と発言していたとして、2月9日の衆院予算委員会で追及されました。民主党
“福島に生きる”置き去りの牛 今も夢に・・現地検証受ける畜産業 佐藤貞利さん(68)
畜産業の佐藤貞利さん(68)は、東京電力福島第1原発から約10キロの福島県浪江町立野で230頭の牛の哺育(ほいく)・育成を営んでいました。 ■積み上げた40年 生後60日以内の素牛(もとうし)を商社から預かり、6カ月
東電福島第1原発この1週間・・ストロンチウム90濃度 過去最高値を更新
■2月2日 2号機海側の護岸地下水のセシウム134、137の濃度が、それぞれこの地点で過去最高値となる1リットル当たり220ベクレル、同1000ベクレルに。 ■2月3日 地下水バイパスのくみ上げ用井戸の分析結果を東京
九州玄海訴訟 原告1万人連帯誓う・・福岡で1300人集会
「原発なくそう!九州玄海訴訟」の原告が1万人を超えたことを祝い、「原発なくそう!原告1万人記念Fest1vaL(フェスティバル)」(原告団、弁護団主催)が2月6日、福岡市で開かれました。全国から集まった参加者約1300
再生エネで経済活性化 世界では関連雇用2・6倍に・・日本のGDP最大3・6%増/IRENA報告書
「再生可能エネルギーの割合を高めれば日本のGDP(国内総生産)も増える」・・。IRENA(国際再生可能エネルギー機関)が1月に公表した報告書が話題です。再生可能エネルギー導入によるマクロ経済への影響を初めて世界規模で分
プルトニウム増加の一途 核燃サイクル破綻 再稼働中止を・・藤野議員追及 「米国も懸念」
日本共産党の藤野保史議員は2月5日の衆院予算委員会で、危険な「プルサーマル」発電を行う高浜原発3号機(福井県高浜町)が再稼働した(1月29日)問題を取り上げ、即時中止を迫るとともに、プルトニウムをなくすことが世界の流れ
原発被害者訴訟 「連絡会」結成へ・・原告団 全国で連帯
東京電力・福島第1原発事故による被害者が全国各地で起こした訴訟を連帯してたたかおうと、「原発被害者訴訟原告団全国連絡会」が2月13日に結成されます。訴訟の原告団と弁護団が2月5日、司法記者クラブで記者会見し、13日午後
福島第1原発事故で発生・・汚染ごみ 分散保管容認/環境省
東京電力福島第1原発事故で発生した放射性物質を含む指定廃棄物をめぐり、環境省と茨城県、同県内の14市町は2月4日、水戸市で会議を開き、当面は現状のまま「分散保管」を続けることで合意しました。環境省が分散保管を容認したの
“福島に生きる”原発事故伝え続ける・・原発ゼロをめざす須賀川の会代表 堂脇和秀さん(46)
「人間は身に降りかかってこないと他人事(ひとごと)としてしまう」と話すのは、福島県の原発ゼロをめざす須賀川の会代表の堂脇和秀さん(46)です。 2012年6月、妻(32)と南相馬市小高区や飯舘村を見てまわりました。人
敷地内断層が重点・・敦賀2号機 規制委が審査会合
原子力規制委員会は2月4日、審査会合を開き、規制委の専門家調査団が原子炉建屋直下に活断層があるとの判断を示した日本原子力発電の敦賀原発2号機(福井県敦賀市)について、重点的に審査する論点を示しました。 規制委は、敷地
規制委 川内原発の免震重要棟撤回・・九電に慎重な検討要求
原子力規制委員会は2月3日、臨時会議を開き、九州電力の瓜生道明社長と、原発の安全性向上の取り組みについて意見交換しました。委員から、九電が、川内原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)で事故時の対応拠点として計画していた、
核燃料の搬入完了・・高浜4号機 今月下旬再稼働狙う & 大飯原発 トンネル作業員が重傷
関西電力は2月3日、福井県高浜町にある高浜原発4号機で、原子炉に核燃料を搬入する作業が完了したと発表しました。原子炉容器の組み立て作業、1次系冷却材の配管や弁の漏えい検査などを経て、今月下旬に再稼働し、3月下旬の営業運
審査書 意見募集せず・・原発の対重大事裁施設/規制委
原子力規制委員会は2月3日の定例会で、原発に対するテロ攻撃や大規模な自然災害に対処するための「特定重大事故等対処施設」(特重施設)に関し、規制委がまとめる審査書案への意見募集を行わないことを決定しました。審査書の内容も
保安規定10件違反・・昨年10〜12月
昨年の10月〜12月に行われた原発の保安検査で、10件の保安規定違反があったことが2月3日の原子力規制委員会で報告されました。うち関西電力で6件あり、3号機が再稼働した高浜原発で4件見つかりました。 高浜原発では、7
柏崎刈羽原発 断層審査は厳正に・・科学者らが規制委を批判/新潟で会見
新潟県の柏崎刈羽原発活断層問題研究会は2月1日、県庁で記者会見し、原子力規制委員会が東京電力柏崎刈羽原発6・7号機の適合審査を急いでいるとして、同原発敷地と周辺の地殻変動に関する厳正な科学的審査を行うよう規制委に申し入
高浜原発4号機に核燃料搬入・・関西電力
関西電力は1月31日、高浜原発4号機(福井県高浜町)の原子炉に核燃料を搬入する作業を開始しました。2月3日までに157体を入れる予定で、2月下旬の再稼働をねらっています。 157体のうち4体は使用済み核燃料を再処理し
“福島に生きる”温かい古里取り戻す・・福島原発事故津島被害者原告団 三瓶春江さん(55)
「人生が変わった」。福島県浪江町津島地区から福島市内で避難生活をおくる三瓶春江(さんぺい・はるえ)さん(55)は、「3・11」からの5年間をそう振り返ります。 生まれも育ちも浪江町。「自然豊かな美しい古里。隣近所、和
原子力損害賠償制度見直し 財界など有限責任化主張・・「安全への投資減る」/根強い反対
内閣府原子力委員会の原子力損害賠償制度専門部会(部会長・浜田純一前東京大学学長)は昨年(2015年)5月から、原発事故が起きたときの損害賠償制度を見直すための議論を進めています。原発事故の賠償について国の役割や原子力事
立地自治体に162億円交付・・プルサーマル推進 原資は電気料金
ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を通常の原発で使うプルサーマルを推進するため、国が立地県・市町村に支出した関連交付金が計162億円以上に上ることが1月23日、各自治体への取材で分かりました。交付金の原資は電