関西電力は2月3日、福井県高浜町にある高浜原発4号機で、原子炉に核燃料を搬入する作業が完了したと発表しました。原子炉容器の組み立て作業、1次系冷却材の配管や弁の漏えい検査などを経て、今月下旬に再稼働し、3月下旬の営業運転を狙っています。
関電は、原子炉に入れた157体のうち4体はウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料で、1月29日に再稼働した高浜3号機などに続き、全国で5基目となる「プルサーマル発電」を実施するとしています。
(「しんぶん赤旗」2016年2月5日より転載)
トンネル工事作業員が重傷・・大飯原発
2月2日午後3時55分ごろ、関西電力大飯原発(福井県おおい町)の敷地内で、トンネル工事をしていた関電関連会社社員の篠原功さん(63)=山口県萩市=が掘削機にぶつかり、左膝を骨折する重傷を負いました。命に別条はないといいます。
福井県警小浜署によると、事故当時、同僚男性(56)運転のショベルカーが工事用資材(長さ約3メートル、重さ約270キロ)を運搬中でした。篠原さんは両手で資材を押さえながら歩いていましたが、ショベルカーのアームが突然動いたためにバランスを崩し、近くの掘削機にぶつかりました。
(「しんぶん赤旗」2016年2月5日より転載)