東京電力は6月20日、福島第1原発の地下などにたまった汚染水の放射能濃度を過小評価していた問題で、修正したデータの確定値を公表しました。このうち1カ所の地下水で濃度が当初値の10倍以上になるケースがありました。過小評価
原発
“福島に生きる”首相に思い伝わらない・・伊達・二井屋公園を守る会 小野和子さん(72)
福島県伊達(だて)市の二井屋(にいや)公園を守る会の小野和子さん(72)と同市伏黒の有志は、70アールの公園に数十万本のポピーとアヤメを育てています。「5月から6月中ごろまで見ごろを迎え、今年は、記帳した人だけでも約1
北海道・共和町 ヨウ素剤 事前配布せず / 泊原発
北海道電力泊原発(北海道泊村)の5キロ圏内に一部が含まれる共和町が、原発事故の際に被ばくを低減させる安定ヨウ素剤を住民に事前配布しない方針を固めたことが6月19日同町への取材で分かりました。同町は「誤飲や紛失で必要な時
福島第1 核燃料一部6号機に・・移送先容量が不足
東京電力は6月18日、建屋が損傷した福島第1原発4号機から取り出している核燃料の一部を、6号機で一時保管すると発表しました。専用容器の調達の不手際によって現行の移送先である共用プールの容量が一時的に不足する見通しとなっ
福島第1、地下水バイパス用井戸・・基準超え最悪値更新
福島第1原発の地下水バイパス計画で、海に放出するためのくみ上げ用井戸から採取した地下水から、放出基準を超えるトリチウム(3重水素)が検出される事態が続いています。東京電力は6月18日、過去最高値を更新する1リットル当た
東通 審査の一部に着手・・規制委 敷地内断層、検討のまま &川内 ヨウ素剤配布で説明会
原子力規制委員会は6月18日、敷地内に活断層がある疑いが指摘されている東北電力東通(ひがしどおり)原発(青森県)1号機の規制基準への適合性審査において、フィルター付きベント(排気)など東通原発と同じ沸脱水型(BWR)原
避難区域の住民 公正な賠償切望・・福島地裁いわき支部 &宮城 丸森町の賠償が和解
福島原発事故で避難区域となった双葉町、楢葉町、広野町、南相馬市の住民が東京電力に損害賠償を求めた福島原発避難者訴訟の口頭弁論が6月18日、福島県いわき市の福島地裁いわき支部で聞かれました。 杉浦正樹裁判長は、懸案だっ
怒り、あ然‥中間貯蔵施設・・石原環境相 「最後は金目でしょ」発言
「最後は金目(かねめ)でしょ」・・。石原伸晃環境・原子力防災担当相の、東京電力福島第1原発事故に伴う汚染土の中間貯蔵施設建設での地元調整に関する発言(6月16日)に、福島から怒りの声が上がっています。候補地の双葉町の自治
原発再稼働を合理化・・エネルギー白書を閣議決定
安倍晋三政権は6月17日、新エネルギー基本計画策定後初となる2013年度版「エネルギー白書」を閣議決定しました。再稼働に向けて、原発を「重要なベースロード電源」と位置付け、核燃料サイクル計画と原発輸出推進を明確にした基
川内避難計画「不可能」発言・・市民団体 鹿児島県知事に抗議
鹿児島県の川内(せんだい)原発(薩摩川内市)の再嫁備に反対する市民団体は、伊藤祐一郎知事が原発30キロ圏内の要援護者の避難計画のうち10キロ〜30キロ圏内の策定について「不可能」「作らない」と発言したことに対して6月1
福島第1タンク堰二重化・・工事完了また遅延 &東海第2と東通 審査入り
東京電力は6月16日、福島第1原発の高濃度汚染水タンクを囲む堰(せき)の二重化工事が降雨の影響で遅れ、今月末にずれ込むと発表しました。 同工事はタンク群からの汚染水漏れが相次いでいることを受け、外部への流出を防ぐため
“火山と原発”(下)予知の研究は進行中・・金沢大の守屋名誉教授に聞く
──巨大噴火予知はどこまで可能ですか。 予知は噴火の時間、場所、規模、様式、推移の五つを満足しないといけない。火山噴出物の分析や古文書解読などによる長期予測と、地震計などの観測機器、測地による短期予測の組み合わせで、
“福島に生きる”撮り続け「後世に残す」・・アマチュア写真家 渡部幸一さん(73)
福島市に住むアマチュア写真家・渡部幸一さん(73)は、「福島の今」を撮りつづけています。福島に住む人でなければ撮れないリアルな写真が記録されています。 ■「酪農家の死」 原発事故で置き去りにされて餓死した牛の頭がい骨
放射能汚染土 住民の不信相次ぐ・・中間貯蔵施設説明会終わる
環境省は6月15日、東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染土を保管する中間貯蔵施設建設に向け、建設候補地の福島県大熊、双葉両町の住民らに対する説明会を仙台市などで聞きました。これで計16回の全日程を終え、延べ2605
国の除染目標堅持を・・福島原発事故で市田議員 参院環境委
日本共産党の市田忠義議員は12日の参院環境委員会で、東京電力福島第1原発事故による除染目標を「年間5ミリシーベルト以下」と定めている自治体があるとして、住民の安全・安心を確保するためにも「長期的に1ミリシーベルト以下に
規制委人事・・安倍政権の思惑露骨に &エネ基本計画批判・・山下議員
原子力規制委員会で9月から就任する2委員の会見が先週ありました。元日本原子力学会会長の田中知(さとる)東京大学教授の発言は非常に気になりました。 一つは、福島第1原発事故の原因がどこまで解明されたのかについての考え。
復興マネー不透明 原発利益共同体絡む ・・1730億円管理“天下りペーパー法人”か
東日本大震災の被災地の復興とは関係のないことに使われる復興予算の流用が問題になっていますが、原発利益共同体と関係があり、実態も不透明な社団法人が復興予算の補助金執行の基金を管理していることが明らかになりました。 (藤
火山と原発(上) 火砕流で原子炉爆発も・・金沢大の守屋名誉教授に聞く
原発再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査について、火山の危険性が十分評価されていないという指摘が続いています。日本で原発がいかに危険かについて、火山学者の守屋以智雄(いちお)・金沢大学名誉教授に聞きました。 (聞き
「原発ゼロ」の声100週・・集会・演奏・似顔絵催し多彩 静岡 &岩手
静岡市葵区で6月15日、「原発再稼働反対アクション@静岡」100回を記念した行動が行われました。 主催したのはアクションに参加する有志のメンバーで構成する実行委員会です。「原発なくせ」と訴える集会・パレードに130人
家畜の糞尿で発電・・余熱利用してチョウザメ養殖 余った電力は売って運営費に
乳牛など家畜の糞尿(ふんにょう)を使って発電している道東・鹿追(しかおい)町のバイオガスプラントが、全国の注目を集めています。発電の際に出る余熱でチョウザメの養殖やマンゴーの栽培に取り組み、余った電力は北電に売り、施設