「浜岡原発の再稼働を認めないで!全県一斉署名」実行委員会は8月22日、静岡県庁で記者会見し、中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の再稼働を認めない100万人署名を目指すことを発表しました。
実行委員会は「浜岡原発廃炉・日本から原発をなくす静岡県連絡会」(原発なくす静岡の会)、県内各地の浜岡原発再稼働反対や原発ゼロを訴えている団体で構成しています。
署名の呼びかけ人には、林弘文(静岡大学名誉教授)、伊藤通玄(同)、渡辺敦雄(元東芝原子炉設計者)、杉村孝(彫刻家)、大橋昭夫(弁護士)、西村滋(文学者)の各氏らが名を連ねています。県内外の賛同人も募集しており、三上元・湖西市長が賛同人となっています。
署名は、県内外で再稼働反対の世論を結集し、静岡県知事に再稼働を認めないよう要請するものです。
9月2日から県内一斉にスタートし、来年8月末まで行います。外国人も含め、インターネットでもとれるようにしていく予定です。
会見で林氏らは「将来は止めておいてよかったと中電も思うことになるだろう。署名を契機に、原発をどうしていくかの議論を活発にしていきたい」と語りました。
発表する呼びかけ人と実行委員会=8月22日、静岡県庁
中間貯蔵建設・・福島県容認へ
東京電力福島第1原発事故の汚染土を保管する中間貯蔵施設をめぐり、福島県は8月22日、建設計画を容認する方向で調整に入りました。政府と県は26日に建設候補地の大熊、双葉両町に対し、地域振興策や用地取得方法などを説明します。
政府側で交渉に当たる石原伸晃環境相らか9月3日の内閣改造で交代する可能性もあるため、その前に調整を前に北めたい考え。
(「しんぶん赤旗」2014年8月24日より転載)