原子力規制委員会は8月27日、東京電力が申請した福島第1原発の放射能汚染水から放射性物質を大幅に減らす装置「ALPS(アルプス)の増設計画を認可しました。現在の設備は1日最大750トンの汚染水を処理できることになっていますが、増設によって同1500トンまでの対応が可能になるとしています。
更田豊志委員は「悪影響を及ぼさない場合に認可するのであって、東電が目指す性能を保証するものではない」と述べました。現在稼働中のALPSはトラブルが相次いだ上、一部の放射性物質濃度が十分下がらない問題を抱えています。
(「しんぶん赤旗」2014年8月28日より転載)