【パリ=島崎桂】ベルギーの公共放送局VRTは8月20日、今秋までの稼働停止が決まっていた同国の原発2基について、停止期間の廷長にとどまらず廃炉もあり得ると報じました。
ベルギーは、南部ティアンジュに4基、北部ドエルに3基、計7基の原子炉を所有しています。今回問題となったティアンジュ2号機とドエル3号機は2012年、原子炉容器内に数千カ所の細かなひびがあることが見つかり、稼働を停止。13年に再稼働したものの、今年(2014年)3月に追加検査のため再び停止していました。
VRTは最新の検査結果を基に、当初予定していた今秋以降の再嫁働が来春以降にずれ込むとの見方を提示。合わせて、廃炉の可能性も高まっていると報じました。
ベルギーでは今月5日にも、タービンの損傷を理由にドエル4号機が運転を停止。同国で原発を運営する電力大手エレクトラベルは声明で、同機の年内再稼働は「あり得ない」と述べていました。
ベルギー政府は11年の東京電力福島第1原発事故を受け、25年までに国内全ての原発を廃炉にする方針を示しています。
(「しんぶん赤旗」2014年8月22日より転載)