東京電力福島第1原発は、増える一方の放射能汚染水を安全に管理できない深刻な事態になっています。溶けた核燃料の冷却水、原子炉建屋内に流れ込む地下水は日々、汚染水として増大し、タンクが次つぎと満杯になっていきます。汚染された
しんぶん赤旗
高レベル廃液400トン超・・茨城東海村の再処理施設保管
原発の使用済み核燃料から出た高レベル放射性廃液が、日本原子力研究開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)に400トン超保管されていることが8月29日、分かりました。原子力規制庁が原子力機構に対し同日行ったヒアリングで明ら
震災時 出水源は燃料プール・・福島第1・1号機 検討報告書案
原子力規制委員会が設置した東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)事故の分析をおこなう検討会で8月30日、東北地方太平洋沖地震の際、1号機原子炉建屋4階で出水が目撃された問題について、出水源は地震の揺れであふれた5階
福島第1 排水溝の放射能上昇・・汚染水漏れタンク近く
東京電力は8月30日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)敷地内の汚染水タンクから放射能汚染水が流出した問題で、タンク群のそばを通る排水溝で29日に採取した水から、ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質(全ベータ
再稼働・輸出 安倍政権に抗議・・汚染水 東電任せダメ/金曜日行動 各地で
東京電力福島第1原発事故の汚染水漏れ問題が重大な局面を迎えているなか、原発ゼロを目指す行動が30日、全国各地で行われ、原発の再稼働に反対する声が次々とあがりました。 「放射能汚染水対策より再稼働に力を注ぐ政府は許せない」
原発と教育を考える・・東京 日本教育学会がシンポ
日本教育学会(藤田英典会長)は8月28日から3日間東京で開いている大会で29日、公開シンポジウム「原発事故・放射能被災を学校教育はどう受け止めるか」を開きました。 東京電力福島第1原発の立地自治体・大熊町の大野小学校元校
がれき撤去が原因か・・東電作業員の身体汚染
東京電力は8月29日、福島第1原発の免震重要棟前に設置した連続ダストモニタで12、19の両日に放射能濃度が高いことを示す警報が鳴り、計12人の作業員の身体汚染が見つかった問題で、がれき撤去作業が原因だった可能性が高いとす
全漁連が汚染水漏れ抗議・・“東電の管理は破綻” 国主導で抜本対策取れ
東京電力福島第1原発の汚染水タンクから大量の高濃度汚染水が漏れるなどのトラブルによって、試験操業延期など漁業者に深刻な事態が広がる中、全国漁業協同組合連合会(全漁連)は8月29日、東電の広瀬直己社長に強く抗議するとともに
米の原発、また閉鎖・・安価な天然ガスに競争力低下
【ニューヨーク=時事】米電力大手エンタジーは8月27日、米北東部バーモント州のヤンキー原子力発電所の稼働を2014年末に停止し、廃炉にすると発表しました。シェールガスと呼ばれる天然ガスの生産増で、安価になったガスを使った
高浜原発津波対策に批判・・規制委「盛土では対応できぬ」
関西電力高浜原発(福井県高浜町)について、想定する最大の津波に襲われた場合、敷地の一部が浸水する可能性が大きいことが問題になっています。8月28日に開かれた原子力規制委員会の新規制基準への適合性審査で、同社が浸水対策と
汚染水漏れ レベル3決定・・規制委がIAEAに通報
東京電力の福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、タンクから大量の高濃度汚染水が漏れた事故について、原子力規制委は8月28日、7段階ある国際原子力事故評価尺度(INES)で、上から5番目の「レベル3」(重大な異常事象)と
「汚染水対策国が対応を」・・福島知事
福島県の佐藤雄平知事は8月28日、東京電力福島第1原発の汚染水問題をめぐり、茂木敏充経済産業相と経済産業省で会談しました。佐藤知事は「状況は悪化の一途をたどっている。もはや東電で対応できる問題ではない」と指摘しました。東
再稼働やめ汚染水対策を・・東電本店前 緊急抗議行動
首都圏反原発連合(反原連)は28日、東京電力福島第1原発で大量の汚染水が海に流出した問題で、「超緊急!」の抗議行動を、東京都千代田区の東電本店前でおこないました。ドラムのリズムにあわせた怒りのコールが響きました。 抗議行
福島第1原発 汚染水タンク ずさんな管理・・7月上旬には漏れ始め、2人で930基を巡回
東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で貯留タンクから大量の高濃度放射能汚染水が漏れた問題で、漏れ始めた時期は、遅くとも7月上旬からの可能性があるとの見方が浮上しました。また、タンクの汚染水漏れを監視するパトロール
柏崎原発 住民から賛否・・東電、申請方針を説明
東京電力は8月26日、柏崎刈羽原発6、7号機の原子力規制委員会への安全審査申請について、地元の新潟県柏崎市で住民向けの説明会を開催しました。東電が「客観的に審査していただくことが安全のために重要だ」などと理解を求めたのに
原発新基準(下)なぜ「立地審査指針」は取り入れられなかった・・線量を収めるめどたたず
原子力規制委員会の田中俊一委員長は5月16日、国会で日本共産党の笠井亮衆院議員から新基準に立地指針を取り入れなかった問題を問われ、「最悪の場合でも(セシウム137で)100テラ(1テラは1兆)ベクレル以上の放出がないよう
汚染水 非常事態・・空から見た福島第1原発
高濃度の放射能汚染水が海に流出し続けている東京電力福島第1原発。非常事態に陥っている福島第1原発を、「しんぶん赤旗」は27日、チャーター機で上空から取材しました。 (記事 三浦誠、写真 縣章彦) 灰色と空色の汚染水貯蔵タ
被災者支援法・・たなざらしはもう許されない
東京電力福島第1原発事故の被災者の健康や生活を支える「子ども・被災者生活支援法」ができて1年以上もたつのに、政府はなんら具体的な対策をとっていません。この不作為は違法だとして原発被災者19人が国に支援策の早期具体化を求め
私たちの世代で原発をなくそう・・京都の学生
原発ではない新しいエネルギーヘの転換を願い、しゃぼん玉を飛ばしながらアピールするパレードが8月25日、京都市内で行われました。 学生有志でつくる実行委員会の主催で、5回目。 6台を連結したドラム、サックスによる演奏に乗せ
汚染水の漏水対応・・予備費活用検討/避難区域の再除染実施の意向・・環境副大臣が表明
汚染水の漏水対応 予備費活用検討 菅義偉官房長官は8月26日の記者会見で、東京電力福島第1原発の貯蔵タンクから高濃度汚染水が漏れた問題への対応に関し「予備費の活用を含めてできる限りのことを行うよう茂木敏充経済産業相に指示