東京電力の広瀬直己社長は9月27日の衆院経産委員会閉会中審査で、福島第1原発の放射能汚染水の海への流出問題の公表を意図的に遅らせ参院選投開票日翌日の7月22日にしていたことを認めました。
東電は、汚染水の海への流出を公表した22日の4日前(18日)に流出の事実裏付ける潮位と地下水のデータを認識し、原子力規制庁に報告していました。日本維新の会の今井雅人議員への答弁。
広瀬社長は、「7月18日には、海への放射能汚染水流出を裏付ける潮位と地下水のデータが出ており、このデータに基づいて汚染水の海への流出を判断した」と明言しました。
22日まで事実の公表を遅らせた理由について同氏は、「まずは漁業関係者へ伝えることを考えた。(土日には約束がとれず)結果的に22日に約束がとれ、その段階で漁業関係者に説明をした」と弁明しました。