東京電力は9月26日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)港湾内の5、6号機取水口付近に設置したシルトフェンスが切断しているのが見つかったと発表しました。
シルトフェンスはポリエステル製のカーテンのようなもので、港湾内の海水中の放射性物質が外に拡散するのを抑える目的で、1号機から4号機の取水口と、1号機取水口わきの堤防と岸壁の間、5、6号機の取水口付近に設置されています。ただ、水の出入りや放射性物質の移動を完全に抑えることはできません。
東電は、台風が近づいて港湾内の波が高いため、天候が回復した後で切れたシルトフェンスの修理に取り掛かるとしています。