東京電力の広瀬直己社長は9月27日、経済産業省に茂木敏充経産相を訪ね、柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働の前提となる審査を原子力規制委員会に申請したことを報告した後、記者団に対し、同原発の6、7号機以外の扱いについ
しんぶん赤旗
対応必要なリスク公表・・政府 汚染水対策委
政府の汚染水処理対策委員会(委員長・大西有三京都大学名誉教授)は9月27日、東京電力福島第1原発で深刻化する汚染水問題で、今後、対応が必要なリスク(危険性)をまとめました。 原子炉建屋からの高濃度汚染水漏れのほか、移送配
汚染水対策「切り札」停止・・アルプス 試運転直後トラブル
東京電力は9月28日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)の汚染水の放射能を低減するための「多核種除去設備」(アルプス)で、試運転開始の当日に不具 合が発生し、汚染水の処理ができなくなったことを明らかにしました。 アルプ
中間貯蔵施設で 調査受け入れへ・・福島・双葉町
福島県双葉町の伊沢史朗町長は9月26日の町議会全員協議会で、東京電力福島第1原発事故で発生した汚染土を保管する中間貯蔵施設の建設に向けた現地調査を受け入れる方針を表明しました。 環境省は双葉町のほか、楢葉、大熊両町の合計
原発反対 官邸前行動1年半・・一つも再稼働させない
首都圏反原発連合(反原連)が呼びかける首相官邸前抗議行動が9月27日、73回目を数え、開始から1年半を迎えました。この日、東京電力が原子力規制委員会に柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県柏崎市、刈羽村)の適合性審査を申請。31
規制委 川内・玄海「問題だが了承」・・火山対策 泊は「継続」
原子力規制委員会は9月25日、原発の再稼働の前提となる新基準への適合性審査の会合で、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)、玄海原発(佐賀県玄海町)、北海道電力泊原発(北海道泊村)について火山対策を審査しました。火山対策
シルトフェンス切断見つかる・・5、6号機取水口付近
東京電力は9月26日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)港湾内の5、6号機取水口付近に設置したシルトフェンスが切断しているのが見つかったと発表しました。 シルトフェンスはポリエステル製のカーテンのようなもので、港湾内の
福島第1 17万ベクレルに再上昇・・汚染水漏れタンク北側井戸/排水溝も濃度上昇
東京電力は9月26日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で、大量の高濃度放射能汚染水が漏れたタンクの北側の観測井戸で24日に採取した水から1リットル当たり17万ベクレルのトリチウム(3重水素)を検出したと発表しました。
東電 柏崎刈羽、再稼働申請へ・・新潟県が条件付き容認
新潟県は9月26日、東京電力柏崎刈羽原発6、7号機(同県柏崎市、刈羽村)の再稼働に必要な原子力規制委員会への安全審査申請を、条件付きで容認する方針を決めました。東電はこれを受け、27日、規制委に審査を申請します。同原発の
輸出狙う米国が圧力・・海外メーカーにも事故賠償責任法/インド輸入原子炉
インドが輸入した原子炉が事故を起こした場合、原発の運営者だけでなく炉を製造した海外メーカーにも賠償責任を負わせる法律があります。ところが最近、インドヘの原発輸出を計画中の米国から圧力を受けた政府が、この法律の適用を回避し
ALPS 漏えい対策を承認・・規制委「問題まだある」
原子力規制委員会は9月25日の定例会で、東京電力福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で発生した大量の放射能汚染水の処理を行うため東電が設置した多核種除去設備(ALPS)の漏えい対策が報告され、了承しました。 3系統あるA
タンク底板に隙間・・福島第1 汚染水流出の調査で
東京電力は9月25日、300トンの放射能汚染水がタンクから流出していた問題で、漏えい箇所、原因を明らかにするため、底板の継ぎ目の吸引試験をしたと発表しました。その結果、タンクの南端に近いところのボルト2カ所で、隙間が見つ
南相馬など除染延長・・国直轄事業
「高すぎる堤防では海が見えなくなって危険だ」「もっと景観や自然環境に配慮してほしい」−。東日本大震災の被災3県を中心に進められている巨大防潮堤建設計画。宮城県では、「生命と財産を守るために高さは変えない」とする村井嘉浩
「基幹は原発」言いたい放題・・経産省審議会、エネ基本計画策定へ
「エネルギー基本計画」策定に向け議論している経済産業省総合資源エネルギー審議会基本分科会(分科会長・三村明夫新日鉄住金相談役)で、原発を今後も維持すべきだという危険な発言が相次いでいます。「基本計画」は中長期的な日本のエ
原発のない社会ここから・・スウェーデン青年 3・11後もとどまり行動
「シャーンクラフト ネイ タック(原子力に反対)」―。9月13日夜、国会正門前でスウェーデン語のコールが響き渡りました。ステージに立ちマイクを握ったのは米シカゴ大の大学院生、ラヴ・カインドストランさん(29)。 「放射能
福島に生きる 自民党応援してきた高橋克彦さん(41)・・ネットで知り初めて一票
「親の代から後援会の役員をしてきた自民党支持者だった」という福島市に住む高橋克彦さん(41)は、参議院選挙後、日本共産党に入党しました。 高橋さんは自民党支持者たちを「同じ釜の飯を食べた仲間」と思いフレンドリーに付き合っ
市民が作る発電所・・京都でフォーラム 原発依存せず
「市民・地域共同発電所全国フォーラム2013」(京都市、同実行委員会主催)は2日目の9月22日、約230人の参加者が四つの分科会に分かれて交流しました。 分科会「市民共同発電所の作り方」では、実際に太陽光発電所を作り、運
政府対策に未検討の課題・・海岸地下では海水と交流 福島第1原発の地下水問題・・信州大学教授元日本地下水学会会長 藤縄克之さんに聞く
東京電力福島第1原子力発電所の事故現場における放射能汚染水問題について、元日本地下水学会会長の藤縄克之信州大学教授に意見を聞きました。 (中祖寅一) 原発の山側で地下水をくみ上げて事
高浜3、4号機施設審査へ・・規制委
原発再稼働の前提となる安全審査で、原子力規制委員会は9月20日、津波対策などに問題が指摘され施設面の審査が後回しになっていた関西電力高浜原発3、4号機(福井県)について、近く審査することを明らかにしました。 規制委は
自然エネ普及の道探る・・京都全国フォーラム開く
原発をゼロにし、自然エネルギーの発電所を全国に広げようと「市民・地域共同発電所全国フォーラム2013」(同実行委員会主催)が9月21日、京都市で2日間の日程で開かれ、全国から270人が参加しました。 基調講演した実行委員