首都圏反原発連合(反原連)は10月4日、首相官邸前抗議行動を行い、「再稼働反対」「原発いらない」「すべてを廃炉」と力強く訴えました。福島第1原発で放射能汚染水が海に流出するなど危機的状況にあるのに、原発の再稼働を進める安倍晋三内閣に、2600人(主催者発表)の参加者が抗議の声をあげました。
首相官邸前では、反原連のミサオ・レッドウルフさんが「安倍首相。私たちはあなたがたが原子力政策を転換するまで、どれだけ寒くなっても集まり続けます」とスピーチしました。ドラムのリズムに合わせてコールが響き、「柏崎刈羽うごかすな!」「再稼働反対!海をよごすな!」などのプラカードも。
「原発そのままとめておけ」と書いたプラカードを持って横浜市から参加した女性(51)は「汚染水で日に日に新たな問題が起きているのに、再稼働なんて、とんでもない。福島の人びとの思いを受け止めて心から反省し、原発は廃炉にしてほしい」といいます。
東京都板橋区の女性(36)は「稼働原発ゼロのまま二度と再稼働させずに、すべての原発を廃炉にするまで抗議に参加し続けたい」と語りました。
全原発なくそう・・笠井・吉良両氏
日本共産党の笠井亮衆院議員、吉良よし子参院議員は10月4日、官邸前抗議行動に参加し、国会正門前でスピーチに立ちました。
吉良議員は「大飯原発が止まり日本の原発は1基も動いていません。日本のすべての原発をなくすまでともに頑張りましょう」と訴えました。
笠井議員は「『汚染水はコントロールなどされていない』というのが世界の見方だ」と指摘。「東電任せにせず、政府が処理に責任を果たすべきだ」と訴えました。
あきらめないぞ
準備中