福島第1原発の地下水バイパス計画で、海に放出するためのくみ上げ用井戸で採取した地下水から、放出基準を超える放射能濃度が検出される事態が続いています。東京電力は6月11日、9日に採取した地下水から過去最高値と並ぶ1リット
しんぶん赤旗
東北電 再稼働へ審査申請・・活断層、結論待たず見切り発車
東北電力は6月10日、東通(ひがしどおり)原発1号機(青森県東通村)について、再稼働の前提となる新規制基準への適合性審査を原子力規制委員会に申請しました。同原発の敷地内には活断層が存在する可能性が指摘され、規制委の外部
田中規制委の委員候補に300万円・・東電関連財団が「報酬」
原子力規制委員会の新委員候補、田中知東京大大学院教授が、東京電力の関連財団から2011年度までの5年間に、年60万円程度の報酬を受け取っていたことが6月9日、時事通信の財団への取材で分かりました。財団には福島第1原発事
“福島に生きる”原発はならぬもの・・生業訴訟原告団 高井昌夫さん(67)
高井昌夫さん(67)は、「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟原告団会津支部代表です。会津若松市の被害者160人が原告に加わっています。 ■奈良県から移住 高井さんは、「ぬくいから」「あかん」という関西
再稼働は拙速で危険・・鹿児島・薩摩川内 川内原発考えるシンポ
全国の原発再稼働の突破口に狙われる九州電力川内原発の再稼働を考えるシンポジウムが6月8日、同原発のある鹿児島県薩摩川内市で開かれました。主催は原発ゼロをめざす県民の会、県民主医療機関連合会、日本共産党県委員会。 会場
被災地の要求届ける・・共産党 宮城県議団が政府交渉
日本共産党宮城県議団は6月9日、衆院第2議員会館で政府交渉を行い、震災復興のための要求32項目を届けて改善を求めました。 横田有史県議を団長に、仙台、気仙沼、塩釜、石巻の4市と富谷、女川2町の議員、予定候補者ら22人
福島第1タンク漏水 堰外に2・5億ベクレル &2号機 格納容器水位30㌢ &アルプス1系統運転再開
東京電力福島第1原発の高濃度放射能汚染水タンクが設置されているエリアの堰(せき)内の水をためるタンク(ノッチタンク)から水が漏れていた問題で、東電は6月9日、「核燃料物質等の管理区域内での漏えい」にあたるとして原子炉等
人びとの声と願いが結晶 原発ゼロヘ「巨石投じた」大飯原発差し止め訴訟判決・・同訴訟原告代表 中嶌哲演さん
「原子炉を運転してはならない」・・。福井県内外の住民が関西電力大飯原発3・4号機の再稼働差し止めを求めた裁判で、福井地裁は画期的な判決を出しました(5月21日)。原発なくせの運動に40年余た
“福島に生きる”田を汚染された悔しさ・・浪江町から避難 佐藤富子さん(70)
「早く復興(公営)住宅を建ててほしい」。佐藤富子さん(70)は、生まれ育った福島県浪江町から福島市のしのぶ台仮設住宅に避難してきてから間もなく3年になります。 狭くてストレスの多い仮設住宅暮らしから解放
東電 核燃講座に1億円寄付・・新規制委員候補 田中東大教授が担当 &くみ上げ地下水基準超
東京電力が2011年度までの4年間に、核燃料サイクルの研究推進を目的とする東京大の講座に計約1億円を寄付していたことが6月7日、東大への取材で分かりました。講座は東大大学院原子力国際専攻が設置し、政府が原子力規制委員会
東通原発事前了解ノーを・・青森 共産党県委が県に要請
青森県の東通(ひがしどおり)原発1号機(東通村)の再稼働に必要な「規制基準適合審査申請」へ向けて東北電力が県の事前了解を得るための「増設等計画書」を三村申吾知事あてに提出したことを受け、日本共産党青森県委員会は6月6日
6月28日 首都大行進・・川内原発再稼働反対 3団体呼びかけ
反原連、全国連絡会、「1000万人アクション」・・ノーニュークスデイ 首都圏反原発連合(反原連)、原発をなくす全国連絡会、「さようなら原発1000万人アクション」は6月28日、九州電力川内(せんだい)原発の再稼働に反対
“復興と子ども”学校できてよかったよ・・福島 二本松市で再開浪江町立津島小
東京電力福島第1原発事故のため3年間臨時休業となっていた福島県浪江町立津島小学校が、二本松市で再開されて2カ月たちましたが、児童3人は元気に通っています。 全町避難を余儀なくされている浪江町(住民1万9千人)には浪江
真夏日 平均52日増 環境省予測・・温暖化対策なければ
環境省は6月6日、21世紀末(2080〜2100年)の日本国内の気候変動予測を公表しました。地球温暖化への有効な対策が取られず、温室効果ガスの排出が増え続けた場合、現在(1984〜2004年)と比べた国内の平均気温は4
最大3・4トン、せき外に・・基準超える汚染水 &凍土壁、工法など疑問
東京電力は6月6日、福島第1原発で2日に発覚したタンク漏えい問題で、ベータ線量が高い水の漏えい量が最大4トンで、そのうち3・4トンがせき外に流出していた可能性があると発表しました。 東電は、漏えいの原因はタンク天板の
原発事故復興へ課題を指摘・・福島・大熊町長が講演
支援フォーラム 東京電力福島第1原発事故による被害からの復興を見通し、幅広い観点から意見を交換しあう「ふくしま復興支援フォーラム」が6月5日夜、福島市で開かれ、過去最高の90人が参加しました。 2011年11月から月
重大事故につながる火山灰・・川内原発再稼働に異議・懸念
元京都大学助教授・火山物理学 須藤靖明さん 東京電力福島原発事故の原因解明や収束が一向に進んでいない中、全国の「突破口」として九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働が狙われています。有識者や周辺自治体から、過酷
目立つ再エネ負担 隠される原発費用・・電気料金請求書から考える
「電気料金よ、おまえもか」。家庭に配られた5月分の「請求書」。基本料金などが、消費税増税の直後、追いうちをかけるように値上げされました。請求書から見えること、見えないことを探ってみました。 (海老名広信) 消費税増税
吉田元所長らの証言を公開請求・・原発訴訟原告ら &笠井氏 事故調記録開示を &凍土壁工事一時中断
東京電力福島第1原発事故を受けて政府事故調査・検証委員会が実施した吉田昌郎元所長(故人)の聴取記録などについて、各地の原発訴訟の原告らが6月5日、記録を保管する内閣官房に情報公開請求を行いました。不開示決定が出れば、国
反原連 原子力規制庁前で抗議・・川内再稼働認めるな
首都圏反原発連合(反原連)は6月4日、川内原発再稼働反対と原子力規制委員人事の撤回を求める抗議行動を、同委員会の事務局である原子力規制庁前で行いました。参加者は、「川内原発再稼働反対」「原発やめろ」と声を上げました。