【ベルリン=時事】脱原発を進めるドイツで、今年上半期の総発電量に占める再生可能エネルギーの割合が過去最高の28・5%に達したことが、エネルギー・水道事業連盟の8月14日までの調査で分かりました。風力と太陽光による発電量が増加しました。前年同期は24・6%でした。
再生可能エネルギーの内訳では、風力が前年同期比21・4%増の310億キロワット時、太陽光が27・3%増の183億キロワット時、バイオマスが5・2%増の220億キロワット時。同連盟は、施設整備が進んだのに加え、気象条件に恵まれたと分析しています。
原子力発電は前年同期の480億キロワット時から470億キロワット時に減。ただ、暖冬の影響で総発電量が減少したため、全体に占める割合は15・1%から15・4%に上昇しました。
(「しんぶん赤旗」2014年8月16日より転載)