東京電力福島第1原発での事故収束・廃炉作業に関わる作業員への危険手当不払いは、発注者の東電、大手ゼネコンなどの元請け、下請け企業による「共同不法行為」に当たるとして、同手当の支払いと損害賠償を求める訴訟の口頭弁論が1月
しんぶん赤旗
原発住民説明会の代わりに説明ビデオ要望・・福井・高浜町長が規制庁に
関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の立地する高浜町の野瀬豊町長が原子力規制庁に対し、両稼働の前提となる規制基準適合性審査″合格″時に、町民への説明用としてビデオ作成を求めていたことが2月3日、分かりました。規制庁が同
美浜3号機再稼働狙う 関電・・運転から38年超
関西電力は2月2日、運転開始から38年を超えている美浜原発3号機(福井県美浜町)の再稼働を目指し、今年度中に再稼働の前提となる新規制基準の適合性審査を原子力規制委員会に申請する方針を明らかにしました。同社の豊松秀己副社
原発のない福井へ・・来月(3月)1日に集会開催
東京電力福島第1原発事故から、もうすぐ4周年となる3月1日に「3・11メモリアルアクション─原発のない新しい福井へ」集会(実行委員会主催)が福井市フェニックス・プラザで開催されます。 共同代表の山本富士夫・福井大学名
福島原発おかやま訴訟・・原告ら賠償求める
東京電力福島第1原発事故で被害を受け、福島県から岡山県内に避難している34世帯96人が、国と東電に損害賠償を求めた「福島原発おかやま訴訟」の第1回口頭弁論が2月3日、岡山地裁(北澤純一裁判長)でありました。 原告弁護
放射性ヨウ素含む雲・・事前の追加対策 不要と規制委
原子力規制委員会の専門家会合は2月2日、原発事故が起きた場合の住民避難に関し、半径30キロ以上にも影響が及ぶ事故初期の放射性ヨウ素などを含む雲(プルーム)対策について、事前の追加的な対策が必要ではなく、防護措置を実施す
“福島に生きる”“世の中は動く”を実感・・元の生活かえせと訴える 矢吹道徳さん(67)
戦争が終わった直後の1947年生まれの団塊の世代です。 地元の磐城高校を卒業後、仙台市の東北大学で教育行政・教育法を学びました。 「研究者になるのが希望」だったそうですが、田・畑1町歩(約1ヘクタール
微小地震でいつも振動・・南海トラフ調査で発見 地下構造の解明に期待
紀伊半島沖の南海トラフで多発する微小な地震により、周辺の地殻や海が1秒前後の短い周期で振動し続けている現象を発見したと、海洋研究開発機構と名古屋大の研究グループが2月2日までに科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』
福島第1など重大人身事故 ・・東電、対策不備認める
東京電力は2月2日、福島第1、福島第2、柏崎刈羽原発で作業員の死亡事故などの重大な人身災害が1月19、20日に相次いだ問題で臨時会見を開き、原因と対策について公表しました。そのなかで、福島第1での過去の対策に、人身災害
経産省エネ審議を傍聴して・・電源構成、国民的議論を WWFジャパン・山岸尚之さんに聞く
今後の日本のエネルギー政策について1月30日、経済産業省の審議会(長期エネルギー需給見通し小委員会)で議論が始まりました(31日付既報)。2030年時点で国内の電力を何でまかなうか、原子力、火力、再生可能エネルギーなど
エネルギー比率 ・・原発固執・推進の検討やめよ
経済産業省が、電源をどのように組み合わせて電力を賄うのか、エネルギーミックスの議論を本格化させました。原発の割合をどの程度にするかが焦点とされています。日本ではこれまで50基以上つくられた原発が、2011年3月の東京電
原発ゼロ 共同広く・・原発をなくす全国連絡会が総会 & 安倍首相 原発事故を軽視 ・・「長々と話す時間ない」
全労連や全日本民医連などでつくる「原発をなくす全国連絡会」は1月29日、東京都内で第3回総会を開きました。九州電力川内原発を突破口に再稼働に突き進む安倍晋三政権に対し、「再稼働反対」「原発ゼロ」の国民的共同をさらに前進
再生エネ普及策考える・・日弁連が学習会 原発最優先を批判
真島議員あいさつ 政府が抑制限を急速に進める再生可能エネルギーについて日本弁護士連合会は1月28日、国会内で「再エネの普及促進のあり方を考える学習会」を開きました。弁護士や市民団体のメンバーなど90人が参加しました。
再稼働差し止め求める・・福井地裁「高浜」「大飯」の住民ら
関西電力の高浜原発3、4号機(福井県高浜町)と大飯原発3、4号機(同おおい町)に対して県内外の住民らが行った再稼働差し止め仮処分申し立ての第1回審尋が1月28日、福井地裁で開かれました。 申立人側は審尋後の会見で、「
国に2度裏切られて㊦・・11人家族、中国から生還3人 福島県浪江町津島の避難者 大内孝夫さん(82)
大内孝夫さん(82)も、福島県旧新殿(にいどの)村(現二本松市)から中国黒竜江省訥河(のうほう)県下学田に満蒙開拓団として入植した体験を持ちます。 11人家族で『満州』(中国東北部)に行き、生きて帰れたのは3人だけで
汚染水の放出反対・・福島第1原発 全漁連が国に要請
全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は1月27日、宮沢洋一経済産業相を経産省に訪ね、東京電力福島第1原発にたまった放射能汚染水を安易に海へ放出しないよう、要請しました。原子力規制委員会が、セシウムなどを取り除いた後の水に関
大間原発審査 主要論点示す・・規制委
原発の新規制基準への適合性審査で、原子力規制委員会は1月27日、昨年12月に申請があった電源開発大間原発(青森県大間町)について、今後の審査の中での主要な論点を示しました。同社にとって初の原発となるのを踏まえ、規制委は
国に2度裏切られて㊤・・戦争、原発もう逃げたくない 福島県浪江町津島の避難者 伊東千代子さん
東京電力福島第1原発事故で全町避難になっている福島県浪江町津島地区。二本松市杉内仮設住宅で避難生活を送る伊東千代子さん(86)と大内孝夫さん(82)は、満蒙開拓団として中国の黒竜江省(こくりゅうこうしよう
廃炉ごみ処分で規割麦が初会合・・1年かけて議論 & 中電 使用済み燃料の乾式貯蔵を申請
原発などを廃炉にした際に出る放射性廃棄物のうち、放射能レベルが高い「L1」と呼ばれるごみについて、地中埋設処分する際の基準を議論する原子力規制委員会の検討会の初会合が1月26日、開かれました。約1年かけて議論し、骨子を
無責任な国の事故軽視、諸外国から大きな遅れ・・福島原発・生業訴訟 元中央大教授・舘野淳氏の証言から
「生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!」福島原発訴訟は、東京電力と国を被告として、原発事故の法的責任を明らかにすることを裁判の目的の一つにしています。福島地裁で1月20日に開かれた第10回口頭弁論で、核燃料化学が専門の