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格納容器にロボット・・福島第1 溶融燃料を調査

 東京電力は4月10日午前、福島第1原発1号機の原子炉格納容器に、放射線量測定器やカメラなどを搭載したロボットを投入し、内部の調査を始めました。炉心溶融した原子炉格納容器にロボットが入るのは初めて。

 1~3号機内は放射線量が極めて高く、作業員が近づくのも困難な状況です。事故で溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の位置や状態も分かっていません。調査は、燃料取り出しに向けて状況を把握するのが狙いです。

 東電によると、調査は午前9時25分ごろ始まりました。10日は格納容器の1階部分を半周し、13日に残りを調査します。

ロボット停止・・回収難しいか

 東京電力は10日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器に投入した調査ロボットが、何らかの原因で停止したと発表しました。詳しい状況を調べていますが、遠隔操作が不能だと回収は難しいといいます。

(「しんぶん赤旗」2015年4月11日より転載)

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